第22回京都一周トレイルラン(東山) ~コースと走り方~

22年4月16日(土)に開催される京都一周トレイルランは春の京都東山から比叡山、大原を満喫できるコースです。

大文字山や比叡山から見る京都の眺望は圧巻、ゴール付近の大原の落ち着いた雰囲気も楽しめます。

今までに3回参加した大会ですが、６年ぶりに参加になります。
過去の記憶をたどりながら予習を兼ねコースを思い出し、走り方のシュミレーションをしてみたいと考えます。

距離は約28km、累積標高1650m。
大きな上りは大文字、てんこ山、比叡山の3ピークス。
同じくアクトレップ企画運営で3月に開催された神戸六甲縦走トレイルランの距離38km、累積標高2,000mに比べるとハードルは少し下がります。

大文字山465m、てんこ山442mの長めの上り、比叡山までの急な上りの攻略がポイントになります。

山科～大文字～銀閣寺
てんこ山～比叡山
横高山～静原

山科～大文字～銀閣寺

スタート地点は山科駅から徒歩10分の毘沙門堂の馬場と呼ばれる勅使門下の広場。
8:30から5分おきのウエーブスタート8:45まで4ウエーブです。

スタートして坂道を下り、山科聖天、南禅寺方面の舗装路へ。
１ｋｍほどで杉林の中の未舗装路に入りますが、過去に先頭集団が道を間違え大幅にロスをしたこともあるので最初から注意が必要です。

大文字山方向へ進む山道は急ではないですが、長く続くトレイル。
序盤は小股でリズムを整えながらゆっくり様子を見る走り方が良いでしょう。

大文字山頂から京都を見渡す眺望は素晴らしく絶好の撮影スポットです。
ここは少しだけ休憩しても良いでしょう。

本来の京都一周トレイルは哲学の道に下りているのですが、大会では人の多い哲学の道を避けるため大文字山山頂を通るコースをとります。
哲学の道を通れないのは残念ですが大会をこれからも続けていくためには一般の方に迷惑をかけないようにする事が大切です。

大文字の火床は狭い階段で観光客もいるためウォーキング指定に。

銀閣寺まではやや急な下りです。
脚の疲れがない最初の下りなのでスピードが出ますが、横高山からの最後の下りに脚を残しておくためにも少し抑え気味の方が良いでしょう。

銀閣寺近くの朝鮮高級学校でチェックポイント①エイドステーション（約 8ｋｍ地点）が設置されています。
序盤ではのどの渇きやお腹の減りも感じないでしょうが後半に備えエイドではしっかり水分と食べ物の補給をすることが必要です。

てんこ山～比叡山

銀閣寺近くのお土産屋さん街や北白川天神宮横の狭い住宅街の路地を通るので、スピードを落としジョグでの走行になります。

京都一周トレイル東山53-55番のバプテスト病院前まではウォーキング遵守区間です。病院右側の駐車場方向へ進み、登山道に入ります。

ここから比叡山までほぼ上り。
てんこ山442ｍを少し下ってから、最も長く厳しい上りですが、比叡山まで辿り着けば上りの山場は終了。
残りは平坦か下り坂基調になるのでここが踏ん張りどころです。
走って上れない急な坂も出てきますが、パワーウｵークで速度をゆるめずに上り切りたいですね。

ケーブル比叡の手前でチェックポイント②エイドステーション（約 16ｋｍ地点）が設置されています。
約半分、後半戦に備え補給はしっかり目に。

ここから京都一周トレイルラン北山の標識ナンバーにかわります。

横高山～静原

比叡山ドライブウェイを超えると延暦寺の寺域に入ります。
ウォーキング指定区域に入りマスク着用の準備が必要になります。
広い道から右下の登山道へ入りウォーキング指定解除、転法輪堂（釈迦堂）の横を通り再び比叡山ドライブウェイをくぐります。
ここからドライブウェイ沿いに行者の回峰行道を通ります。
この辺りは適度なアップダウンの繰り返し、走りやすいので呼吸を整えながら調子を上げたい区間です。

北山１２番からの横高山、１５番からの水井山は最後の急登。
ここを抜ければ上りは終わり、最後のがんばりどころです。
北山１９番で広い東海自然歩道から細い分岐を左へ、ボーイスカウト道に下ります。

戸寺町公民館前にチェックポイント③エイドステーション設置（約 26ｋｍ地点）。

ここからは一般道や道路の横断が多くなるので注意が必要です。

江文神社を過ぎ江文峠が最後の難関、序盤なら何ともない峠が長く感じられ後半で最もつらく感じるところ。
歩幅を小さくして止まらずに最後まで走りぬきたいです。
峠付近で自動車道横断するので注意がひつようです。

北山３３番から３４番まで自動車道の歩道をウォーキング。
静原神社がゴール。