ロード多し! 第9回 奥比叡仰木棚田トレイルランに初参加しました🏃‍♂️

トレラン

奥比叡仰木棚田トレイルランは、滋賀県大津市で例年7月の初旬に開催される大会です。

仰木太鼓会館をスタートし仰木峠、小野山、大尾山、伊香立峠を越え、湖西道路まで下り、スタート地点に戻る1周回コース。
距離は約27km(累積標高1000m+)、と16km(累積標高600m+)の2部門です。

主催:日本トレイルランサーキット協議会(JTRC)

運営:アクトレップ株式会社

今回は27kmの部に参加しました。

全体的には上りも下りもロードの区間が多く、本格的なトレイルは序盤だけの大会です。
がっつりトレイルを走りたいトレイルランナーには物足りないかもしれません。
一方で上り下りの変化をつけて追い込みたいランナーやトレイルランをはじめてみたい方には適した大会です。
この大会に興味のある方やトレランランをやってみたい方の参考になれば嬉しいです。

スタート(仰木太鼓会館)~第1エイド

滋賀県のおごと温泉駅からシャトルバスに乗り込み大会の会場に向かいます。
バスの窓からたくさんの棚田が広がり、その後ろに山々が見えます。
約10分ほどで小学校前に到着し、歩いてすぐにスタート・ゴール地点の仰木太鼓会館に到着します。
大会専用の駐車場はなく近くにコインパーキングもなかったので、公共交通機関と大会サイドが準備しているシャトルバスを使用すると良いでしょう。

仰木小学校の生徒による仰木太鼓の演奏が、出迎えをしてくれます。

10:00に第1ウェーブからスタート。
前半は、棚田から上りの林道とトレイルです。
スタート直後、ウォーキング指定の奥比叡ドライブウェイを横断。
町中を抜け奥比叡ドライブウェイの下をくぐる。
上り基調の棚田の間を抜け林道に出る。
棚田と林道のゆるい傾斜の上りは、体が上手く動かない序盤にはキツいです。

曇りですが、湿度が高く体温が上昇し発汗が多い。
この日は序盤の上りでリズムに乗れず遅れをとり、30番手くらいからの追い上げになります。
滝壺神社入口の三叉路を左へ進み、約2kmほど足場が良くないずるずるの山道を上り仰木峠に出ます。

仰木の林道を下り、細かいアップダウンをこなし第 1 エイド(6.3km地点)に到着。
喉の渇きは感じませんでしたが、マイカップで2杯給水をおこないます。

昨日の雨の影響で、トレイルのコンディションは良くありませんでした。
独特の粘質の土にはまって足を取られて滑ります。
下りで4回滑って尻もちをつきました。

スタートから約5kmで400mほどの上りは走りごたえがあります。
が、上りのトレイルはこれでほぼ終わり!?

振り返るとスタートから調子が悪く、抑えすぎた結果、最大の仕掛けどころの得意の上りが終わってしまっていました。

お出迎えの仰木太鼓の演奏

【第1エイド~第2エイド(復路)】

中盤は第2エイドから伊香立峠先まで下って、再び第2エイドまで上るロードです。
第1エイドからすぐに16kmコースと27kmコースの分岐があり、27kmコースは林道に入ります。
舗装路、トレイル、林道を繰り返し小野山と大尾山を越えます。
大尾山頂から下りがつづき尾根を500mほど走ると第2エイドステーション(往路)に到着します(約9.7km地点)。

第2エイドステーションから1.3kmで伊香立峠に出て、伊香立峠から東へ下り、100mほどで舗装道に出、650mほど舗装道をくだり右へVターン。
約2kmの下から一転、長い上り坂です。

伊香立峠先まで下ってからの上りは、長くだらだら続く舗装路のゆるい傾斜です。
ここを走り切り、数人のランナーをとらえます。
この上りが第2の山場です。

2.7kmの上りが続き第2エイド(復路)に到着(14.4km地点)。
このあたりから雨脚が強くなりはじめ、土砂降りになってきます。

第2エイド(復路)~ゴール(仰木太鼓会館)

後半は、ほとんどが下りのロードで最後に細かいアップダウンのある棚田地帯を走ります。

第2エイドから3kmほど走ると16kmとの合流点。
合流点から道なりに1km下ると 第3エイドの桜公園(約18.6km地点)です。

土砂降りの中をキロ4:00~4:30でくだりますが、前のランナーが見えてきません。
下りはどのランナーも同じくらい飛ばしているので追いつけないのでしょう。
エイドで給水している間に2人のランナーに追いつかれます。
気の抜けない下りです。

ここからは、細かいアップダウンが続く棚田地獄。

棚田の間を2kmほど走り、逆Y字路を左へ折れ、800mほどで第4エイドステーション(約21.6km地点)到着。
喉は乾いていたが、ゴールまであと5km程度。
ハイドレーションの水も残っていたのでエイドは飛ばします。

ここでもキロ4:00~4:30で走り、先行のランナーを3人抜きます。

47号線上の陸橋を通り棚田の間を800mほど走ったところで分岐点。
分岐点から川沿いを走る。
800m走ったところで、16kmと合流。
合流点に第5エイド(24.4km)。
後続のランナーに追いつかれたくないので、このエイドも飛ばします。

小さな狭い橋を渡り、少し進むと県道47号線 でウォーキング指定区間。

ウォーキング指定解除後に痛恨のコースロスト。
コース復帰に手間取り5分ロス。
ここで気持ちが切れ、脚の切れもなくなりました。

前方に先ほど追い越したランナーが見えましたが追いかける気力もなく 仰木太鼓会館にゴール。

結果は、2時間56分で17位(完走者186名、完走率97.6%)。
上りの脚はたっぷり残っていたので、少し不完全燃焼気味で終了しました。

ゴール後の筆者、不完全燃焼でした。

次回の対策

今回は初コースで全く仕掛けどころが分からず、前半抑えすぎて全力を出し切る前に終わってしまいました。

スタートから仰木峠までの5kmの上りは躊躇せずに突っ込んだ方が良かったと思います。

ここを上り切り、第2エイドから伊香立峠先までの下りで脚と呼吸を回復させ、Vターンからの2.7kmの上りで全力を出し切ります。

残りは下るだけなので、前半に70%くらい力を使ってもなんとかなります。

例年は炎天下らしいですが、今年は第2エイドから伊香立峠先に下った折り返し辺りから雨が降り始め、復路の第2エイドからの下りは土砂降り。

棚田地帯では雨がやんでいましたが、蒸して暑かったです。

27kmの部はエイドが6ヶ所と少なくはないですが、例年どうり晴れて暑いコンディションならば1.5〜2Lの水と全エイドでの給水が必要でしょう。

また、京都から滋賀にかけての山は石灰質らしくヒルが多いので肌の露出を少なくするウェアリングや虫除けを準備するなどの注意が必要です。
この大会に出ていた友人は、ヒルに食われ足から血を流しながらゴールしていました。

全体的には上りも下りもロードの比率が高く、本格的なトレイルは序盤に集中している大会です。
しっかりトレイルを走り込みたいトレイルランナーには物足りないかもしれませんが、暑い時期に上り下りの変化をつけて追い込みたいランナーやトレイルランをはじめてみたい方には良い大会です。

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