ウルトラマラソンへの初挑戦は恐ろしいものです。
エントリーボタンを前にポチ出来ず、
本当に完走できるのだろうか?
フルマラソンを超える距離を走った時に体がどうなるのだろうか?
練習方法や時間の確保はどうすればいいのか?
参加費も正直フルマラソンの比ではない・・・など
ポチしない理由を色々考えてしまいます。
僕自身、3年ぶりにウルトラマラソンに再挑戦する事にしましたが、
ギリギリまで迷いに迷い締め切り直前にエントリー。
何度も走った地元大会ですらウルトラマラソンへの参加はフルマラソンのようにはいきません。
初参加やブランクのある再挑戦ランナーで、ウルトラマラソンへのチャレンジに対し恐れ迷った末に覚悟を決める方は多いはず。
今回は、ウルトラマラソンへ向け自身の体験を踏まえながら挑戦する意味やメリットについて皆さんと共有していきたいと思います。
エントリーするまでが戦い
フルマラソンを完走するとその先へと気持ちが動くもの。
ウルトラマラソンというとんでもない距離を走る少し異常な人たちが集まる大会があると知り、70㎞に初参加したのが2012年。
もう10年前の話になります。
当時はマラソンを始めたばかり、70㎞と言う距離にブルりましたが、未知の距離へチャレンジしたい気持ちが勝りエントリー。
フルではあり得ない腹筋の痛み、マメを何か所もつぶし、爪が内出血になり、一歩一歩悲鳴が出そうな痛みに耐え、脱水でフラフラになりながらゴール。
更衣室で低血糖と痙攣でしばらく動けなかったことを思い出します。
その後は70㎞に7回、100㎞に3回と挑戦してきましたが、3年ぶりの再挑戦となると辛かったことや体のダメージばかり思い出されエントリーすることに戸惑いを感じました。
しかし辛く苦しいことを乗り越えた後の達成感、長い距離を克服するワクワク感を考えると最後にはエントリー、再挑戦を決めた自分がそこに居ました。
本当にエントリーするまでが一苦労です。
勇気をふり絞りエントリー出来たランナーはこの時点で勝者です。
ウルトラマラソンのメリット
参加する勇気を絞り出すためにウルトラマラソンのメリットを色々考えてみるのも良いでしょう。
・フルマラソンでは味わえない達成感
フルマラソンを完走した時に出なかった涙がウルトラマラソンを達成した時にはあふれ出ました。
人間が自分が本当に70㎞と言う距離を走れるんだという感動は今でも忘れられません。
・距離への耐性
ウルトラマラソンを走ると確実にフルマラソンの42㎞が短く感じられます。
きつい終盤も、まだ30㎞という感覚からもう30㎞の様な感覚に変わってきます。
・フルマラソンの脚作り
ウルトラマラソンを走るとフルマラソン中や後のダメージが全然違います。
脚持ちが良くなるという感覚でしょうか、ウルトラを走ったシーズンでは後半に粘りが出て失速も最小限に抑える事が出来ます。
ただし、スピード練習と併用しないとスピードはつかないので注意です。
・感謝を感じる事が出来る
とにかくウルトラマラソンは、超長距離を走り完走する事が大変です。
そんな時に力になるのが沿道やエイドでの応援。
必死の走りが伝わるのでしょうか、応援は温かく本当に力になります。
エイドでのスタッフとのちょっとした会話で走る気力が蘇る事が何度もありました。
2014年の丹後100㎞の中間エイドでゲストのタレント“はるな愛”さんに握手をしてもらい復活した事を思い出します。大きな温かい手でした。
走らせてもらっている事に改めて感謝を感じる事が出来る瞬間です。
レース後には数日まともに動けなくなったり、レース中もマメや擦れ筋肉痛など辛く苦しい事が多いですが、乗り越えた時の充実感は忘れる事が出来ないですね。
だから続けて挑戦してしまうのでしょう😆
ウルトラマラソンに敗者はいない
「スタート地点に立った時点で皆んな勝者なのです」
ウルトラランナーの岩本能史氏も著書で述べています。
距離や体のダメージなどの恐怖を乗り越えウルトラマラソンにエントリーし、努力して練習を重ねスタート地点に立ったランナーに敗者はいません。
途中で無念のリタイアをしようがウルトラマラソンに参加して走る事が自信に繋がり価値があります。
ウルトラマラソン参戦に迷っているランナーの方、未知の世界へ一緒に走りに行きましょう☺
更新の励みになります。よろしければクリックお願いします。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村
コメント