神戸から宝塚を東西に走る六甲山系。
神戸市須磨区から宝塚に至る六甲全山縦走路は全長56km。
全山縦走では長くて疲れる、人気の縦走路は人が多くて走りにくい。
そんなトレイルランナーに3~5時間で走れる20km弱の穴場コースを紹介します。
このコースは西宮・芦屋の高級住宅街、脚に優しいトレイル、ごつごつの岩場、静かで心落ち着く川沿いなど変化のある山道を楽しめます。
六甲全山縦走コースもちょっとつまみ食いし、人も少なく走りやすい穴場コースを楽しんでみませんか。
阪急夙川駅~ゴロゴロ岳(565.6m)
阪急夙川駅は大阪梅田、三宮から20分以内とアクセスが良く甲陽園方面への始発駅にもなっています。
ここ夙川駅から高級住宅街が並ぶ坂を延々と上り続け、住宅の間の細い路地から登山道に入っていきます。
登山道を見つけるまでが一苦労。
土地勘のない方は、阪急芦屋川駅からバスで前山公園まで行き、ゴロゴロ岳への分かりやすい登山道を利用した方が良いかもしれません。
登山道入り口から序盤は走りやすい上りのトレイル。
だんだん道が険しく急勾配になり走れなくなる。
四つん這いになりながら垂直に思える岩場を越えていきます。
ごろごろと岩が配されているトレイルはなかなかお目にかかることはできません。
登山口から1.2~3kmでゴロゴロ岳(565.6m)に到着。
ゴロゴロは岩のことでなく、565.5mのゴロ合わせと気づきました。
山頂に民家もありびっくりです!
ゴロゴロ岳(565.6m)~東お多福山(697m)
ゴロゴロ岳から芦有ゲート経由で東お多福山に至るコースは整備された快適なトレイル。
道標も多く迷いにくく、人も少なく走りやすいが、熊笹が繁り蜘蛛の巣が身体にからみつきまくります。
避けれるものは避けますが、ほとんどは引きちぎり身体にまとわせながら進みます。
顔に絡みつくのはさすがに気持ちが悪いので帽子、フェイスマスク、サングラスは必携品。
ここまで、土曜日なのに一人も人に出会いません。
台風が近づいている影響もあるかもですが、さすがの穴場コースです。
芦有ドライブウエイの入り口、芦有ゲートに出て駐車場脇を通り芦屋川とドライブウエイ沿いの一部舗装された道を進んでいきます。
東お多福山登山口のバス停から少し舗装路を走り山道に入ります。
少し上るとトレイルラン禁止区間。
頂上まで1km足らずですが急勾配が多く走るのはしんどい区間ということもありパワーウオークで進みます。
東お多福山山頂は台地になっており端まで行くと宝塚、西宮、芦屋、神戸の海岸線沿いの街が見渡せます。
ここまでで10km。
東お多福山(697m)~雨ケ峠(600m)~六甲山山頂(931m)
東お多福山から雨ケ峠(600m)までは階段の多い整備の行き届いた山道。
快適な下りです。
雨ケ峠から六甲山山頂へ再び上り。
本庄橋跡から七曲りの沢を渡り、大きめの石がごろごろ転がるトレイルを上ります。
微妙にきつい勾配が続く走りごたえのある区間です。
頂上まで少しの所に崩落があるので迂回して一軒茶屋まで。
一軒茶屋からは舗装された道を一気に50m駆け上がり頂上に到達。
六甲山山頂(931m)~阪急芦屋川駅
山頂はたくさんのロードバイカーで賑わっています。
暑さもひと段落しバイカーにもちょうどよい気候です。
来た道を雨ケ峠まで下って引き返し、風吹岩を目指します。
雨ケ峠で16km、もうひと踏ん張りです。
山頂から芦屋川駅まではメジャーなコース。
風吹岩までもたくさんのハイカーやランナーとすれ違います。
いつもは上っていくことの多いコース。
下りも気持ちよく走れ快適です。
8月にキイロスズメバチに刺され痛い目にあったロックガーデンは避けて岩場の登山道を下ります。
しばらくはロックガーデンはおあずけです。
高座の滝で少し水パシャして体を冷やし長い坂を芦屋川駅まで下ります。
芦屋川駅までで約20km、苦楽園の住宅街で迷わなければ19km程度でした。
ゆっくり走っても5時間あれば十分走り切れます。
まとめ
西宮・芦屋の高級住宅街の中を上り下りし、脚に優しいトレイルあり、ごつごつの岩場あり、静かで心落ち着く川沿いをはしり、六甲全山縦走路も少し走れるコース。
前半は人が少なく走りやすく、後半も絶景や有名スポットを楽しみながら心身を鍛えることができます。
少しハードで静かなトレイルを走りたいランナーは是非挑戦してください。
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