比良トレイルラン 準備と装備 (ポイントは補給と給水)

その他

大会により準備も装備も変わるトレイルラン。

距離や標高、エイドの数やシーズンを考慮し柔軟に準備や装備を変えることが大切になります。

10月1日開催の比良トレイルランに初参加。

距離29km、累積獲得標高1,630m。今回で第3回目を迎え、JSA(日本スカイランニング協会)主催の「スカイランニング近畿・東海選手権大会」も兼ねるトレランレース。
日本山岳遺産に認定された比良山地を中心に琵琶湖を臨む絶景トレイルを楽しむことのできる日本唯一の大会。

比良トレイルラン高低差図

標高1,000mを越える峰が15座あり車両での搬入ルートがなく、エイドは9.5km地点のびわ湖バレイのみ。
その後、ゴールまで給水ポイントなし。

天候は晴れで最高気温は29℃予想。

今回は累積標高1,630m、距離29km、エイドは1か所の難コースの準備や装備をどう行うかについて考えていきたいと思います。

比良トレイルラン コースについて興味のある方はこちらをご参照ください。

補給・給水

通常30km級のトレラン大会ならば4~5か所はあるエイド。
比良トレイルランはエイドが1か所しかないので補給・給水はほぼ自前。

大会の予想完走タイムは5時間で設定。
補給はエネルギーゼリーとマルチビタミンゼリー、玄米ブランと黒糖。
ゼリーは飲みやすく消化しやすい。
玄米ブランは少量でも腹持ちが良い。
黒糖は心身の回復が顕著に感じられる。
玄米ブランと黒糖は9月の京都一周グランドトラバース完走時の必須アイテムでした。

給水はハイドレーションに水を1ℓ準備。

びわ湖バレイの第1エイドで500㎖のペットボトルの水を2本もらえる。
序盤の上りから積極的に給水し、エイドでハイドレーションに1本補給。
もう1本は途中の補給用でトレランザックに詰め込む作戦。

第1エイドで出来るだけ水分を補給するためにマイカップは忘れてはいけないアイテム。

暑さによる脱水、足の攣り対策の塩熱サプリは随時摂取。

第1エイドでたっぷり休憩し、その後のコースに向けての給水の準備が大きなポイントになります。

ウエア・シューズ

当日の気温は29℃まで上がる予報。
最低気温が17℃で10℃以上の気温差は想像以上の暑さに感じられるでしょう。

ウエアはザック擦れ等対策のノースリーブのアンダーシャツ(ミズノ)。
スズメバチ対策で明るい色のポケット付きランニングTシャツ(ミズノ)。
2枚重ねのレイアードで山頂が寒い時にも対応できるようにします。

序盤の上りは太陽が照り付け暑さが感じらるとのこと。
バイザーとフェイスガードで頭や首を保護し体温が上がりすぎないように対策。

ランニングパンツは360出℃ポケット付き(ノースフェイス)。
サプリや小銭、マイカップ、マスクなどがすぐに取り出せるので便利です。

脚まわりはレッグカーフと5本指ソックス(C3フィット)。
5本指ソックスはアキレス腱部にガードが付いていて靴との擦れがなくなります。

バックパックは容量の大きいデカトロン製。

暑さと虫対策がポイント

シューズはノースフェイスの“ベクティブ インフィニティ”。
コントロールが難しいシューズですが、上りが楽なので比良山系コースに向いています。
試走も重ね慣れてきたこともあり大会で初使用。

ノースフェイスの“ベクティブ インフィニティ”のレビューはこちらをご参照ください。

スズメバチ対策

侮ることができないのが虫対策。

今年初めてスズメバチに刺され痛さと恐怖を体験しました。

8月末、芦屋ロックガーデンで脚を2ケ所刺され激しい痛みに耐えながら自力で下山。
次に刺されるとアナフィラキシーショックの可能性もあります。

比良山トレイルランのコースでは今のところハチの出現情報はないようですが、昨年は何人かのランナーが刺されたようです。

ハチ刺され時の症状や対処に興味のある方はこちらをご参照ください。

今回は、ポイズンリムーバーと飲み薬と塗り薬を準備します。

飲み薬はセレスタミン
アレルギー反応を抑える抗ヒスタミン作用と副腎皮質ホルモンによる抗炎症作用により、優れた効果が期待できます。

塗り薬はマイザー軟膏0.05%
合成副腎皮質ホルモン剤で抗炎症作用や抗アレルギー作用を示し、発赤、はれ、かゆみなどの症状を抑えます。
通常、湿疹・皮膚炎群、よう疹、虫さされ、乾癬、掌蹠膿疱症、薬疹・中毒疹などの治療に用いられます。

前回スズメバチに刺された時に処方された飲み薬と塗り薬。

多くのランナーが走るトレラン大会では、スズメバチも興奮して攻撃してくる可能性が有ります。
前回刺された時も休日で団体の登山者やトレイルランナーの多い日でした。

注意してし過ぎることはないでしょう。

その他準備

その他準備で忘れてはいけないのはスマホとモバイルバッテリー。
ケガなどで動けなくなった時に救助を依頼するための生命線です。

当日に調子が悪くゴール時間が遅くなりそうなときはヘッドライトやLEDライトの準備がいります。

もしもの時の準備があれば心に余裕が出ます。

多少のお金と、電子マネー系交通カードもリタイアした時のために必要。

ケガをした時のケア用品やテーピング、皮膚保護クリームももしもの時のために準備したいです。

簡単な応急処置セットがあれば安心です。

今回は雨の予報はないですが、防水ジャケットを準備し雨や寒さに備えたいです。

MAPや参加ハガキ、コロナ調査票も忘れてはいけない準備のひとつです。

まとめ

ロードの大会と違い何がわかるか分からないトレイルラン大会。

それだけに下調べ、準備、装備は重要。

大会の距離や標高に合わせての補給準備、気候を考えてのウエアリング、虫刺されやケガなどもしもの時の対策が必要です。

様々な不測の出来事に備えて準備をしてもしすぎることはないでしょう。

少し荷物は重くなるが無事ゴールすることが一番。

「迷ったら持っていく」で安全安心なトレイルランを楽しみましょう。

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