厚底シューズ派or薄底シューズ派(Do you choose thick or thin soles)? ~それぞれのメリットとデメリット~

シューズレビュー

こんにちは、ひできちです。

ランナー必須アイテム、ランニングシューズ。
厚底ブームが到来し今やほとんどのランナーが所有、練習や大会で使用していることでしょう。
僕も遅まきながら厚底シューズ(アディゼロ ジャパン 6)を購入し週の半分は厚底シューズで練習するようになりました。

念願の厚底を手に入れ嬉しくなり、最近は厚底ばかり履いていたわけですが、長く履いていなかった超薄底シューズmizuno(WAVE EKIDEN)を発見。
たまには薄底もということでレペティショントレーニングを実施してみました。

レペティショントレーニングについて興味のある方はこちらをご参照ください。

「これは走りやすい!!」
久しぶりの薄底シューズは地面をしっかり捉え、身体の後ろの殿筋や背筋をしっかり使えている感覚、スピードも厚底シューズと遜色ない。
厚底を履いた時もそのクッション性やスピードに驚いたが、薄底も捨てたものではない。

ということで今回は巷でよくある「厚底OR薄底」の比較話に参加してみたいとおもいます。

底の厚み比較

クッション性と反発性

地面からの衝撃を吸収するクッション性と前に推進するときの反発性は厚底に軍配が上がるでしょう。
ただ薄底も地面と足が着いた瞬間が分かりやすく、足首、膝、股関節などを使って自然と体でクッションをつくっているので大幅な差は感じられません。
厚底◎、薄底〇というところでしょうか。

クッションと反発性は厚底

フィット感と接地感

フィット感に関しては、最近のシューズは軽量で足あたりの良い素材を使用しシームレスなデザインが多いので厚底も薄底も大差がない様に感じます。

接地感は厚底は少し地面を捉えにくく、コーナーでも若干横ブレ。
その点薄底はしっかり地面を捉える感覚が足に伝わり、コーナーでも安定した走りが可能です。

ここは、厚底〇、薄底◎ですね。

フィット感と接地感は薄底

スピードと持久力

直近で実施したレペティショントレーニング(R400m×10、つなぎ400mjog)の400m×10の合計タイムを比較すると、厚底876秒、薄底861秒でやや薄底の方が速い。
その日の調子もあるでしょうが、薄底の方が速いスピードでは走りやすい感じがしました。

厚底でのロング走はまだ数をこなしていない段階ですが、先週おこなった25㎞走(Eペース キロ5:00)では、脚の力だけで推進しスピードに乗りやすいく、次の日のダメージも全くなし。
長い距離をこなしても衝撃の吸収力と反発力が高いので体全体への負担は少なそうです。

薄底は脚だけでなく殿筋や背筋など体中の筋肉を総動員して推進するイメージで厚底より筋肉の使用量は多くロング走後のダメージは厚底より大きいと感じられます。

持久力なら厚底、スピードなら薄底、一長一短ありでどちらも〇。

・クッション性と反発性は、
厚底◎ 薄底〇

・フィット感と接地感は、
厚底〇 薄底◎

・スピードと持久力は、
厚底〇 薄底〇
ということで現状は甲乙つけがたいです。

厚底、薄底それぞれに一長一短あり

足裏の感覚を研ぎ澄ますようにし、地面との接地感を大切にして走ってきたランナーにとって厚底は地面を捉える感覚が分かりにく履きこなすのに時間がかかりそうですが、逆にビギナーで厚底から始めたランナーは普通に履きこなすことができそうですね。

楽に前に推進できる厚底は、フラットで直線が多い長距離の大会や練習。
地面をしっかり捉える感覚が伝わりやすい薄底は、コーナーやアップダウンの多いスピード重視の短い距離と使用用途で使い分けることで両者のメリットが生かせるでしょう。

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