10月初旬開催の比良トレイルラン。
距離29km、累積獲得標高1,630m。
今回で第3回目を迎え、JSA(日本スカイランニング協会)主催の「スカイランニング近畿・東海選手権大会」も兼ねるトレランレース。
「日本山岳遺産」に認定された比良山地を中心に琵琶湖を臨む絶景トレイルを楽しむことのできる日本唯一の大会。
序盤はスタート地点の還来神社(スタート)からびわこバレイまで約1,000m上り続ける。
中盤は尾根伝いにいくつかの峠を琵琶湖を臨みながら走る比較的平坦なトレイル。
終盤は大会最高峰の武奈ケ岳を目指しゴールの黒谷しゃくなげ運動公園まで下り続ける。
バランスよく上り、平坦なトレイル、下りの3パートで構成されランナーの個性を活かしやすい、走りごたえのあるコースです。
ランナーの得手、不得手により序盤、中盤、終盤のどこで仕掛けるかが変わる、レースプランニングが物を言う大会です。
初コースになるレースを楽しむ為に予習した比良トレイルランについて紹介したいと思います。
還来(もどろき)神社(スタート)~びわこバレイ(距離:9.5km)
JR湖西線堅田駅からバスで約20分かけスタート地点の環来神社へ。
スタートは8:30と8:35の2ウェーブ。
第1エイドのびわ湖バレイまでの9.5kmはほぼ上り。
最初の1kmはやや下り坂のロードで滑り出しからスピードに乗って行くことができます。
2km目からは厳しい上りが延々続きます。
10月とはいえ例年暑さが残っているので水分補給やタブレットなど脱水や攣り対策が必要。
4kmで雲仙山(751m)、6kmで権現山(996m)、小女郎峠(1161m)を越え序盤最高峰の蓬莱山(1174m)に到達。
ここまでは暑さと激上り坂との戦い。
背後に広がる琵琶湖の絶景で気を紛らわしながら耐える区間です。
上り得意ランナーにとっては勝負どころになります。
蓬莱山山頂は琵琶湖一望できるスポット。
草原の中の一筋のトレイル。
夏のゲレンデの芝を琵琶湖に向かって駆け下りる瞬間は爽快でしょう。
びわこバレイ(距離:9.5km)~八雲ヶ原(距離:17km)
びわ湖バレイからは、高低差図で見ると比較的平坦な尾根伝いを気持ちよく走れそうです。
しかし実際は甘くなく、小刻みなアップダウンがあり激しく蛇行するトレイル。
障害物も多く走り甲斐のある山道が続きます。
木戸峠(990m)から葛川峠、勾配のキツイ烏谷山(1077m)への登りから金糞峠へ。
金糞峠からの木橋などがある川沿いのトレイルは疲れた身体と脚を癒やしてくれそうです。
透き通った清流にドボンするのも気持ちよさそうです。
ロードの速いランナーはここが頑張りどころでしょう。
八雲ヶ原(距離:17km)~黒谷しゃくなげ運動公園(ゴール:29km)
八雲ヶ原からは上りの連続。
ロープのある岩場なども越えて進みます。
森林限界に達し、石ゴロゴロの道を進む。
比良山系最高峰の武奈ケ岳(ぶながだけ)(1214m)に到着。
360°のパノラマ絶景。
釣瓶岳のアップダウンを越えると稜線上の快適な下りが延々と続く。
地蔵峠を越えてからの急な下りは足を挫かないように注意。
最後は3kmロードの下り。
ゴールは黒谷しゃくなげ運動公園(距離:29km)
脚が残っていればラストスパートです。
下りが得意なランナーはこの終盤が仕掛けどころです。
まとめ
第2回大会の優勝タイムが4時間21分。
累積標高は270m少ないが距離は33kmの京都一周トレイルラン(北山)の前年度の優勝タイムが3時間28分。
高低差図以上にハードなコースということがうかがえます。
また10月とはいえ暑さ対策、攣り対策は大切。
個人的な経験から虫刺され対策も万全にしておいた方が安心できます。
装備を考えるのも楽しみのひとつですね。
序盤の蓬莱山までの激上りで仕掛けるか。
中盤の小刻みなアップダウンと平坦なトレイルをスピードに乗って走り切るか。
終盤の長い下りをテクニカルにさばくか。
攻め所で結果が大きく変わってきます。
筆者的には、
楽しむことが一番。
次に前半から攻める。
最後に下りは慎重に走りたいと考えます。
出場されるランナーの皆さん一緒に比良山系を楽しみましょう!
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