10月7日(土)に開催の第24回京都一周トレイルラン(北山コース)。
主催:日本トレイルランサーキット協議会(JTRC)
運営:アクトレップ株式会社
嵐山からスタートして静原までの33km、
累積標高1360m+(実際1683m)、制限時間は8時間(関門あり)です。
嵐山〜清滝〜高雄〜貴船〜鞍馬〜静原といった
京都西山から北山を繋ぐ情緒あるコースです。
気温も下がり走りやすい時期に行われ、
ロード率が高くトレイル初心者、
ロードからの転向者でも走りやすい大会です。
トレイルランへの挑戦、より難しいコースの大会の練習、ゆっくり秋の京都の山々を楽しみたい方々にもってこいの大会です。
情緒あふれる秋の京都のトレイルラン大会の体験が、これから京都北山コースに挑戦する方々の参考になれば嬉しく思います。
![](https://hidekichirun.com/wp-content/uploads/2023/10/4c530d85dde9d897c5e240b172d100bc.png)
![](https://hidekichirun.com/wp-content/uploads/2023/10/7220d2edc7239a146450233fc9a63b21.png)
![](https://hidekichirun.com/wp-content/uploads/2023/10/749f894e857cf8f9d20a74a1d18cc920-1024x245.png)
スタート(嵐山)〜第2エイド(レストラン長谷川)
嵐山9:30スタート、清滝までは寺社仏閣街。
嵯峨野の観光地はたくさんの寺社仏閣、庵が並び
落柿舎(らくししゃ)、二尊院(にそんいん)、
化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)などを横目に走ります。
観光地を抜けると石畳、狭い舗装路のゆるい上りが続きます。
2km付近の化野念仏寺から徐々に勾配が急に。
六丁峠を越えると、つづら折れの下り坂。
坂から清滝川沿いコースに入ると、
小刻みなアップダウンのトレイルと平坦な舗装路が続きます。
清滝川沿は清流が心地よく爽やかな風景、
舗装された所も多く、アップダウンもゆるい走りやすい区間です。
![](https://hidekichirun.com/wp-content/uploads/2023/10/f1fc89d08002fae9e93f351f4a3780d4-768x1024.jpg)
清滝橋(第1エイド 距離:8.3km)は、
ハイドレーションの水も残っているのでスルー。
(今大会は、マイカップを忘れ補給が不便でした。)
高雄橋を越え、国道沿いから福ケ谷林道へ。
林道に入ってから細い急勾配の上りが続きます。
ゆるい傾斜やキツイ傾斜が繰り返される舗装路を走り切るには体力が必要です。
傾斜を見極めランとウォークを混ぜながら進まなければ後半まで足がもちません。
林道からトレイルに入り、上りきると沢の池。
沢の池から4kmのコースは、よく整備された下り基調の舗装路。
![](https://hidekichirun.com/wp-content/uploads/2023/10/1f731b64bc5610c62c483a93e2e09ee6-1024x768.jpg)
京都一周GTの半分の距離なので、
多少はスピードを出しても走り切れると考え飛ばします。
ストライドが大きくなり
走り方が荒っぽくなっていました。
第2エイド(レストラン長谷川)〜向山
氷室分かれを左折し坂を下ると第2エイド(レストランはせがわ前)に到着。
第2エイドではハイドレーション満タンにし、
再び氷室分かれまで坂を上り氷室神社を目指します。
氷室分れから氷室神社までは、ほとんどが下りの走りやすい舗装路。
氷室神社から少し進み、害獣よけゲートをくぐり下りの登山道にはいります。
盗人谷と呼ばれる山道は、急な下りの山腹、細く滑る木橋もあるので慎重なトレイルさばきが必要になります。
![](https://hidekichirun.com/wp-content/uploads/2023/10/774b824e139fcb2c0b875feff9296475-768x1024.jpg)
氷室神社から盗人谷の下りは細く大きく傾いた稜線を走る下りが続きます。
一歩踏み外せば谷底に転げ落ちるような箇所もあり集中が増します。
急斜面、つづら折れ、倒木、木の根などの障害物をかわしながら夢中になる楽しめる区間です。
つづく向山越えは大会の山場になります。
上りは歩幅を縮め細かく刻み、下りも筋肉を破壊しないように慎重に進みたい区間。
向山山頂までは激しい上りが続きます。
木の根が出っ張り張り巡らされた場所が多くあります。
序盤の沢の池までの林道は走れますが、向山は急斜面すぎてほとんど走れません。
約2km、上り続け向山山頂。
![](https://hidekichirun.com/wp-content/uploads/2023/10/790539dc252397d812b3e0e4ea1c9ad6-768x1024.jpg)
![](https://hidekichirun.com/wp-content/uploads/2023/10/ec7cf97b2e47427b0ad407ef9ead947f-1024x768.jpg)
向山までは良かったが、頂上に着いた途端に体が動かなくなります。
前半の荒っぽい走りがたたり、脚も心肺もやられたようです。
向山〜ゴール(静原)
息つく暇もなく夜泣峠を越え、二ノ瀬ユリの下りに入ります。
二ノ瀬ユリのユリ道は、ゆっくりした傾斜の長い坂道と言う意味です。
夜泣峠、二ノ瀬ユリのアップダウンがこたえ歩きが多くなります。
ゆっくりした傾斜とはいえ、結構脚にこたえる下り。
貴船口駅に向けて下りの激坂が待っています。
ゆっくりした下りから垂直に感じられる斜面。
急斜面下りで腰が引け滑り2回転倒。
何とか下りきり鞍馬寺までのウォーキング指定区間に入る。
貴船口駅は休憩所、自販機、トイレがあるので少し休むには最適です。
![](https://hidekichirun.com/wp-content/uploads/2023/10/0db4043aebd33ac38cda3927f3d1a54f-1024x768.jpg)
ウオーキング指定区間は約1.5km。
鞍馬川沿いの絶景ポイントを楽しむことができます。
少し息をつき歩いていると鞍馬駅前に到着。
貴船口から鞍馬までのウォーキング指定区間でついに水切れ。
鞍馬の自動販売機でポカリを買って一気飲み。
![](https://hidekichirun.com/wp-content/uploads/2023/10/6c8f7eb84f59ce7b78b485132df24191.jpg)
今回、鞍馬はエイド無しでした。
薬王坂は上り階段が多い整備された東海自然道、下りは階段が少なく厳しい急勾配になっています。
最後の上りになる薬王坂は石段、木の階段が多く脚が重く呼吸も上がりもう走れません。
坂を越え最後の急斜面下りもきつい。
特に終盤のコンクリートの傾斜がきつくブレーキをかけると足に負担がかかるので歩幅を縮め回転を上げて下りたい坂です。
坂を抜け最後は、静原の里の家並みを眺めながら800mで静原神社にゴール!
少し復活したが薬王坂の上りはほとんど歩き、下りは特にきつかった。
4時間1分、6位(暫定)。
![](https://hidekichirun.com/wp-content/uploads/2023/10/73ed44f4e882d60af814f1858664c780-1024x768.jpg)
まとめ
嵐山から静原まで秋の京都の情景を楽しめる素敵なコースでした。
10月開催なので、涼しくなり走りやすく、
33kmという距離は、短すぎず長すぎず、
ほどよく適度な距離です。
ロード区間が多くあり、
標高(最高点で424m)、累積標高(1360m+)も高くなく
トレラン初心者やロードからの転向者も
楽しめる大会です。
朝の静かな渡月橋、
歴史ある寺社仏閣街を走り抜け、
涼しくさわやかな清滝の清流、
アップダウン激しい林道、
走りごたえある稜線沿いの下りトレイル、
木の根の張り巡らされた独特の向山上り、
貴船口への急傾斜下り、
鞍馬川沿いのウォーキング、
ラストの薬王坂越え、
観光もランもトレイルも楽しめる素晴らしい大会でした。
更新の励みになります。よろしければクリックお願いします。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村
コメント