トラブルから学ぶ初コース攻略(Strategy)① ~生駒トレイルラン(夏山)~

トレラン

こんにちは、ひできちです。

7月30日㈯開催の“生駒トレイルラン(夏山)”に初参加。
結果は3位(暫定)でした。

その前の週の試走は、コースを見失い暑い中ウロウロした挙句、時間切れと散々な目に遭いDNF。

完走できずコースへの不安を残したままの出走でしたが、本番はなんとかなるものです。

初コースと暑さと湿度との戦いの中、身体と頭をフルに使い、感覚を研ぎ澄ましながら集中して走る没入感はトレランならではのものでした。

今回は走りごたえ抜群の初体験の生駒のコースと、改めて感じたトレランの魅力を少しでも伝えたいと思います。

第16回 生駒トレイルラン(夏山)スタート地点

初心者にも優しい生駒トレイル

種目は20kmと30kmの部。
それぞれ220名、150名ほどの参加だったようです。

今回は30km(28km)に参加。
私市の“わんぱく広場”からスタート。
“おおさか環状自然歩道”~“生駒縦走歩道”。
信貴山ケーブル“高安山駅”がゴールになります。

累積標高は975m。
JTRC主催大会の中では低い方です。
実際に走ってみて、六甲縦走や京都のような足がきしむような急勾配はなく、初心者でも取組みやすいコースと感じました。

30kmは9:00~ウエーブスタート、制限時間は8時間です。

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最大の山場だった! スタート~序盤

8時前に私市駅に着き、スタート地点の“わんぱく広場”約2kmウオーキング。

広場”までの川沿いの道はよく整備され、涼しげな峡谷の景色を楽しむことができます。

受付を済まして、スタート地点に並びます。
「どのランナーも速そ~!」
スタート前はいつもそう思います。

9:00にビッグクライミングウオールのある広場からスタート。
園地の管理道を上り“星のブランコ”下を通り“やまびこ広場”を目指します。

スタート地点のビッグクライミングウォール

試走で分かっていましたが、最初の勾配は急。
舗装されていますが、時々荒れていて足を取られ、走り始めの序盤には厳しい上りです。

加えて9:00とはいえ暑く、湿度も高い。
先週と暑さは変わらないが、湿度は圧倒的に高く、この先のことを考えると精神的にきつくなります。

飛ばしてスタミナ切れにならないように、歩幅を小さく上ります。

湿度による息苦しさ、序盤の足の重さで、飛ばしている先頭集団から徐々に遅れてついていけなくなる。

いけるところまで走って上るが、力尽きウオーキングに切り替え。

ここでGPSウオッチの設定がおかしいことに気付きます。
1kmを知らせるラップ音が早い、見てみると400mラップ設定になっています。
一昨日のレペティションの設定のままでした。

気になりだすと走りに集中できないので、立ち止まり測定を中止して設定をし直します。

何人かに抜かれましたが、気を取り直して再び上り始め“やまびこ広場”まで辿り着きます。

ゴール後振り返ると、序盤の身体が重く湿度にも慣れていない状況で、延々と続く急な勾配が一番きつかったと感じます。

一番の仕掛けどころはここだったようです。

ちょっと一休み “飯盛霊園”

“やまびこ広場”から階段の多い下りに入り、段々と足も軽くなってきます。

霊園内はウオーキング指定。
大阪屈指の大霊園は見渡す限りお墓が広がり、たくさんの魂が眠っています。
さすがにこの中をバタバタ走ることはできません。

ここでまたGPSウオッチの設定がおかしいことに気付きます。
やり直したはずなのに400m毎のラップなったまま。
再び立ち止まり、今度は慎重に設定しなおします。
またまた、たくさんのランナーに抜かれてしまいました。

昔ならイライラして小走りと歩きの微妙な線で急いでいたウオーキング指定も、今では他のランナーと交流でき、一休みできる区間と考えれるようになりました。

横にいたランナーに初コースであることを告げると、この先のコースについてかいつまんで色々教えてくれます。
基本的にはランナーは皆親切で優しい人が多いです。

一息つき、他のランナーとの交流もできた霊園を抜けるとウオーキング区間も終了です。

どこまで行ってもお墓、全国でも屈指の“飯森霊園”

快適トレイル ビオトープ田原の里山~堂池~第1エイド

ロード区間に入り“ビオトープ田原の里山”までは田園風景の中のゆるい上り。
内心は不安でしたが、さもコースを知っている感じで10人くらいの集団の先頭に立ち、後ろをちらちら振返りながら進みます。

“ビオトープ田原の里山”のゲートから堂池までは、道幅が広くよく整備されたハイキング道で上りもゆるく快適に走れます。

堂池を過ぎ、トレイルに入り1度コースを間違えましたが、後続ランナーが大声で呼び戻してくれてことなきを得ました。

堂池から第1エイドまでのトレイルもよく整備され、程よい勾配で気持ちよく走れ足がトレイルに慣れてくるのが分かります。

第1エイドでは3人のランナーが補給を行っていました。

スタッフに状況を聞くと一人がぶっちぎりであとは団子状態、今で20番手くらいとのこと。
30番くらいと思っていたので少しホッとします。

マイカップでキンキンに冷えた水を2杯いただき再びコースへ。
ここでは給食をしなかったので、先にいた3人は抜きます。

第1エイドまでは、暑さに慣れエンジンがかかるまでのしんどさ、GPSウオッチの設定ミスなどもあり集中できずスピードに乗れませんでした。

しかし結果的にはこのことが、後半の粘りにつながったようです。

第1エイド スタートより8.5km地点

生駒攻略のカギは・・・

「生駒攻略は最初の1kmがカギ」です。

序盤の一番きつい上りをゆっくり体を慣らしながら、できるだけ止まらずに上り切ることがポイントです。

後半戦への体力温存はもちろん、最大の山場を越えた安心感と上り切った自信は、次のステージへ向け良い走りに繋がります。

これから“生駒トレイル”挑戦を考えている方は、最初の1kmに集中してください。

必ず良い走りができるはずです。

後半に続く。

生駒トレイルラン夏山後半部に興味のある方はこちらをご参照ください。

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