トラブルから学ぶ初コース攻略② ~生駒トレイルラン(夏山)~

トレラン

こんにちは、ひできちです。

7月30日(土)に参加した“生駒トレイルラン(夏山)”。
序盤で最大の山場は越えていました。
しかし、初コースでその事に気付くこともなく、まだ先のゴールへと進みます。

上昇する気温と湿度。
すでにウエアは汗でベチャベチャ、ランパンはお漏らし状態になっています。

そんな中、第1エイドで給水を済ませ、“むろいけ園地”に入っていきます。

生駒トレイルラン(夏山)前半部に興味のある方はこちらをご参照ください。

快走 “むろいけ園地”〜“くさか園地”

第1エイドから“むろいけ園地”入口まで信貴生駒スカイライン沿いの狭い脇道を少し北上。

少し前から右肩が痛い。
トレランザックが右肩に食い込んで擦れています。
原因はザック右ポケットのモバイルバッテリー。
軽量タイプとは言え、右側にバランスが偏っていたようです。
ランパンのポケットに入れていたスマホをザック左ポケットに入れ、左右のバランスを取り対処。
ところが、走っている振動で、スマホが飛び出て落下。
土のコースでなければ、危うくiPhoneがダメになるところでした。
諦めてモバイルバッテリーはザックの中にしまいます。
試走時に小物の携帯場所も確認が必要と痛感。

室池を過ぎ、阪奈道路の歩道橋を渡り阪奈カントリークラブ方面へ。
歩道橋から前に3人ランナーが見えます。
徐々に先行との距離が縮まってきています。

トラックが行き交うロードを走り阪奈カントリークラブ脇から山道に。

信貴生駒スカイライン沿いの生駒縦走歩道は、整備が行き届き走りやすく、気持ちよく生駒方面へ登っていけます。

長い舗装されたロードを登って行くうちに何人かのランナーを抜いて“くさか園地”の第2エイドに到着。

思えばこの区間が一番気持ちよく快走できた区間でした。

“むろいけ園地”へ向かう側道

上位進出 “くさか園地”〜“なるかわ園地”

ほぼ同時に着いたランナーと第2エイド着が3、4番目だと知らされます。
気持ちよく走っているうちに先行ランナーをかなり追い抜いていたようです。

このまま3位をキープしたいと、欲が出ます。
コップ2杯だけ給水し、すぐにコースへ。

程よい傾斜の上りと石の道を繰り返し、アジサイの綺麗な“ぬかた園地”から急な下り。
試走の時は、この辺りでコースを見失いDNF。

ポツンと一人旅になり、矢印を見落とした様な気がして不安になります。

コースを見失うよりはと、ペースダウンして後続を待ちます。
4番手のランナーがやってきます。
道は合っているか訊ねると大丈夫のようです。

安心して、下り坂をぶっ飛ばし暗峠方面へ。

この区間は、ゆるく長い舗装路の上りと急な下り坂。
上りは自分のペースを守り歩かず走り続け、下りは無理をしない方が良いでしょう。

“ぬかた園地”のアジサイ

最後の粘り “なるかわ園地”〜ゴール

“なるかわ園地”第3エイドに到着。
3位、すぐに4、5番手も入ってきます。
ここも給水のみで先を急ぎます。

第2エイド辺りから右足の小指が痛く、久しぶりにマメができているようです。
最後までもって欲しいと思いつつ、マメのことはできるだけ考えないように走ります。

最後の第4エイドも給水のみ。
スタッフにあと5キロ弱と告げられます。
前にも後ろにもランナーの姿は見えず。

信貴生駒スカイライン沿いの細かなアップダウンのある脇道を淡々と進んでいると、前を歩いている2位のランナーが視界に。

少しずつ少しずつ距離を詰め抜きます。
闘志に火がついたか、抜き返されます。
だいぶ離されましたが、坂の途中で歩きはじめます。
ここと思い坂で抜き返す。

しばらく進むと白いコンクリートの急坂がそびえる。
坂の上まで止まらずに走るが、ここで再び抜き返されます。
すごいタフネス!

しかし、計算ではゴールまであと2km弱。
力を貯めて最後に抜き返すチャンスを待つ。

少し行くと爆音が!

ゴールが見える!

「しまった、またもやGPSにやられた!」
第4エイドから5キロを測っていたが、思ったより短かった。

2位のランナーは、最後の仕掛けどころがわかっていたようです。

生駒トレイルラン夏山ゴール地点

後半戦は、 “むろいけ園地”を抜け阪奈道路を渡った所からのロードで自分のペースをつかむこと。

そのままトレイルに繋げ、“くさか園地”までのゆるい上りを走り切れるか。

第4エイドからのラスト5キロ弱の小刻みなアップダウンを歩かず止まらず最後まで粘れるか。

何よりも、大会までに暑さにどれだけ順応しておけるかにかかっているでしょう。

今大会はGPSの設定ミス、トレランザック擦れ、コースロスの不安、右足のマメ、高温多湿と色々なことが起こりました。

何が起こるか分からず、刻々と変わる状況や路面の変化はロードではない緊張感があります。

瞬時の判断が必要なため、身体と脳がフル回転して活性化することが感じられます。

普段では体験することのできない高揚感、本来の人間の能力を目一杯引き出される快感が、トレイルランに魅了されるランナーが多い理由でしょう。

緊張感と暑さから解放されたゴール後。
記念撮影や他のランナーとの交流も楽しみです。

ゴール後の記念撮影

次々とゴールするランナーはカッコ良く、思わず誰彼かまわず応援してしまいます。

ゴールからケーブルカーが来るまでの1時間、目一杯声を出して応援できました。

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