六甲山頂からは神戸、芦屋、西宮、宝塚、三田方面へ向け様々な下山ルートがあります。
その中でも神戸六甲縦走路の東側、六甲山頂~宝塚までのルートは空気が張りつめ静かな林道が多く自然との調和、一体感を楽しめ山と走りに集中できるコースです。
六甲山に行ってみたい方、宝塚方面に下る裏六甲ルートに興味のある方の参考になれば幸いです。
3月初旬、六甲山頂は少し風があるが寒くはなく春を感じる暖かさになってきました。
ここから裏六甲コースを通り宝塚へと下っていきます。
山頂から舗装した道路(明石神戸宝塚線)を東に少し走ると鉢巻山トンネルが見えてきます。
100mの短いトンネルを出て500mほど走ると宝塚・大平山行の六甲縦走路の山道への入り口が見えてきます。
油断すると見逃して一般道をひたすら下ってということになりますので注意が必要です。
3月に入っていますが宝塚方面の山道の入り口付近は凍結しています。
北側で日当たりも良くなく山間の風の吹く場所だからでしょうか。
2週間前は凍結による転倒が心配でここを避け住吉道にルート変更したばかり、今日は宝塚に下りたい。
すると宝塚方面から登ってきたトレイルランナーと遭遇、この先の道の状況を尋ねると凍結した場所はなく大丈夫とのことで一安心、ランナー同士の情報交換は大切です。
裏六甲宝塚方面コースには何か所かの急な勾配があります。
上りも下りも難所とも言えますがロープや鎖が備え付けられていて、これらを使用すると急な勾配も安心して上り下り出来ることはありがたいです。
大平山へ向かう山道にはこの時期でも笹が多く繁っていて山道の方まで迫り出ています。
夏のころには笹が成長して道をふさぎ地面も見えず苦労して進んだことを思いだします。
急な勾配は数か所あるものの静かで地面がふかふかな林道、平坦なシングルトラックの区間が長く、適度に起伏のあるコースは心配や脚にいい刺激を与えます。
また意外と多い倒木には注意が必要です。
急勾配、林道、シングルトラック、起伏、路面や障害物に没頭しているうちに楽しい時間が過ぎていきます。
トレイルに集中していると、あっという間に大平山山頂に到着。
表六甲に比べると渋いコースで見どころや絶景と言う場所が少ない裏六甲コースの中で山頂からの景色は眼下に甲山や北山貯水池、阪神競馬場など西宮や宝塚の市街を見渡すことが出来る数少ないスポットです。
ここまでくれば終盤で景色も市街地が近くに見えるようになってきます。
なだらかな下りと平坦な山道、がれき道は多少ありますが走りやすいシングルトラックが続きます。
神戸六甲縦走路の終点の塩尾寺に着き宝塚駅までの急な坂は最後の踏んばりどころです。
長時間のトレラン最後の激下り坂はかなりキツイです。
激坂を下り切り宝塚駅手前の宝来橋からの宝塚大劇場は美しく絵になりますね。
駅も「宝塚」しています☺
ちょっぴり地味でいぶし銀な裏六甲宝塚方面コースは、静寂の中、自然と一体となり起伏や勾配で心肺や脚を鍛え、ふかふかの林道、平坦なシングルトラックで障害物を避けながら体幹を整えトレイルに集中し楽しめるコースです。
走り終わった後は心地よい疲れが待っています。
興味のある方は是非試してみてほしいコースです。
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