挑戦してみたかったアワイチ(淡路島一周)ラン。
距離150km。
アワイチといえば自転車やバイクで一周するのが定番ですが、今回はランニングで挑戦。
おそらく多くのウルトラランナーや変態ランナーが、やりたくてウズウズしているアワイチラン(淡路島一周)。
準備はしましたが長い旅路の中、予想外のトラブルが続出。
今回のアワイチランで起こったアクシデントや装備の反省、コースの見所、攻略のしかたなど、これからアワイチラン(淡路島一周 150km)に挑戦を考える勇気あるランナーのみなさんの参考になればと思い、アワイチラン体験をレビューいたします。
1日目 9/24(日) 由良〜南あわじ市「料理民宿 ふじ本」
アワイチ(淡路島一周)ラン完走に向けて、1泊2日でのスケジュールを組み、準備を考え、サポートにもついてもらい万全の態勢で出発。
フルマラソンまでの距離は、ハイドレーションの破損以外はトラブルなく終了しました。
初日の行程も半分は消化。
「ライフ 由良南店」で、昼ご飯をたっぷり食べてからの初日の後半には、想像以上の厳しいコースとトラブルが待っていました。
由良を過ぎてからは、グネグネと曲がりながらの激坂の登り下りが続きます。
交通量が少なく安全ですが、人影もなくなり時折アワイチをしている自転車やバイクにすれ違うのみで寂しくなってきます。
途中で「謎のパラダイス跡」を発見!?
つい先日、9/2に立川水仙郷とともに閉館したとのこと。
アップダウンの次は、南淡路の海岸線です。
「南淡路水仙ライン(76号線)」と呼ばれる延々と続く海岸線は美しく、走っていて気持ちが良いです。
しばらく進むと「淡路島モンキーセンター」(55km地点)
お猿はお出かけで居らずでした。
久しぶりのロードシューズ(adizero Japan5)でのロング走、加えて由良からのアップダウンの連続。
右足小指にマメができ、かばっていた右足にダメージが溜まります。
足をかばいながら、「南淡路水仙ライン(76号線)」を西に向かいます。
臨時エイド「はだ商店(61km地点)」に立ち寄るも店休、自販機で水の補給を行います。
時刻は14:40、27km先にある16:00閉店の「あわじ島バーガー」のハンバーガーを食べる事は絶望的です。
ここでサポートのH氏が、バイクで先回りしてハンバーガーを買いに行ってくれることになりました。
しかし、ここから先はアップダウンが激しくなりバイクでも時間は微妙です。
真っ暗になる前に宿にたどり着くために、遠回りになる「阿万海水浴場」はショートカットして福良を目指します。
福良港の「淡路人形座」付近でH氏と合流(78km地点)。
H氏は苦労の末“淡路島バーガー”を手に入れてくれていました。
80km近く走った空きっ腹に大きなフライドオニオンとたっぷり牛肉のバーガーは最高の補給になりました。
ビタミン飲料にも飽きていたので、ここで飲んだアイスコーヒーも最高の味でした。
初日の宿の「料理民宿 ふじ本」までは、あと4km、最後の最後に50mのアップダウンはありましたが無事宿に到着しました(82km)。
時刻は18:00ちょうど。
あわじ島バーガーに寄らず、「阿万海水浴場」はショートカット、少しGPSを止めてしまっていた区間もあったので予定より距離は短くなりました。
南東淡路は景色は最高でしたが、細かい起伏が多く厳しいコースでした。
また、由良からはコンビニが全くなく自動販売機と商店頼みになります(商店は閉まっていました)。
暑い時期、寒い時期は休める場所がないことを考慮して走らなければいけません。
2日目(9/25(月) 南あわじ市「料理民宿 ふじ本」〜ゴール(道の駅 あわじ))
宿の朝食をたっぷりいただき、2日目もH氏のバイクサポートをうけて宿から8:20スタート💨
「道の駅うずしおinうずまちテラス」からは大鳴門橋から徳島の景色を堪能できます。
台風の影響で道路が封鎖されている西の海岸は迂回し、慶野松原を目指します。
アップダウンは多いですが、晴れて景色は最高に綺麗です。
昨日の疲れと右足のマメが痛むのでキロ7〜8分でゆっくりと進みます。
海岸線から内陸に入ると南あわじ市の田園地帯、牛がたくさん飼われています。
のどかな景色がつづきますが、慶野松原までは小刻みに登りと下りの連続です。
昨日できた右足小指のマメが痛く遅々として進みません。
慶野松原(18km地点)に10:50に到着。
昨日の走行距離と合わせちょうど100kmです。
慶野松原からは西側の海岸線を北上。
五色浜の海岸線の景色を楽しみながら、10km先の「ファミリーマート 都志店」を目指します。
足のマメの痛みでペースの上がらない筆者を見かねてか、サポートのH氏が痛み止めを調達に内陸のドラックストアまで走ってくれました。
ファミマでH氏と合流、水とパンを補給し、すぐ近くの「地魚 寿司 春吉」で海鮮丼をいただきます。
弾力があり歯応え食べ応えのある新鮮な海鮮、淡路島名産のハモまでついています。
ここまでで約30km、残り半分のところまで来ました。
さらに10km先の「ローソン 一宮町郡家店」を目指し北上します。
途中で「Frogs Farm」に立ち寄り撮影。
この辺りで足のマメの痛みが増し、鎮痛剤(ロキソニン)を投入します。
40km地点からからロキソニンが効き始めます。
足の痛みが消えると、今までと別人のように体が動きだします。
アワイチ140kmの看板が見えて、残り10kmまで来ると本土が見えて来ます。
本土の明石市がみえればあと少し、最後の20kmは勢いをそのままにゴール(17:50到着)。
淡路島一周完走(150km)
※ショートカットがあったので実際は150km弱でした。
ペースはゆっくりでしたが、暑さの中の起伏の多いロング走は、間違いなく秋のマラソン大会やトレラン大会の脚作りになります。
何よりも淡路島の景色を楽しみながら、アワイチという目標を達成する充実感を味うことができました。
まとめ
アワイチ(淡路島一周)ランは、走り切る覚悟と計画と準備、なによりサポートが必要です。
やめたいと思っても戻れない帰れないので覚悟も必要です。
9月末とはいえまだまだ30℃近い気温の中で補給をしながら走るので、エイド的に利用できる施設を予め調べて計画しなければなりません。
また、基本的なナビ、予想外の事態への対応、疲れで判断ミスをしないためにもサポートの力は重要です。
筆者も当初は1人で1日あれば完走できると思っていました。
しかし実際に走ってみて、エスケープできる交通機関のない島の中、何が起こるか予測がつかない150kmの長丁場をサポートなしで1日で走る事は甘い考えだったと思い知らされます。
1人で1日で挑戦するならば、一度でもサポート付きで1泊2日で完走してみた上で挑戦する方が良いでしょう。
10月〜11月分、もしくは3月〜4月の気候の良い時期を選び、夕方に淡路島に渡りオーバーナイトで走り次の日の夜までに帰ってくるつもりで行うのが良いと考えます(知人はこのパターンでアワイチ制覇)。
ただ、1人ではどうしても不安だと思いますのでラン仲間と一緒に走るのがベストです。
今回2日間つきっきりでサポートしていただいたH氏には感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました。
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