京都一周トレイルラン北山コースと東山コースを繋ぎ、時計まわりで嵐山から山科に至る大会。
距離は約59km、累積標高2400m+、制限時間は12時間、ITRAポイントを3獲得できます。
主催:日本トレイルランサーキット協議会(JTRC)
運営:アクトレップ株式会社
スタミナ、パワー、スピード、上り下りのテクニック、メンタルの全てが要求される関西屈指のコース。
序盤は嵐山の観光地、細かなアップダウン、清滝川沿いの滑る岩場、沢の池までの急勾配の林道、氷室分れまでの快適な下りの舗装路を楽しむことができました。
中盤は、盗人谷の激下り、向山の急斜面の上り下り、貴船口から鞍馬駅までの歩き、薬王坂・江文峠越え。
序盤にはないアップダウン、バーティカルな下りも出現しする厳しい京都トレイル。
垂直に感じる下り急斜面で足にマメができ、つぶれます。
暑さと疲労の中、行程の三分の二の大原まで辿り着きます。
大原まで約5時間走り続け。
13時、真昼の暑さと発汗に加え足のマメつぶれ。
大原から最難関の水井山と横高山を越え、比叡山を下り、大文字山を越えなければいけません。
大原戸寺公民館“第4エイド 距離:37km”~ケーブル比叡駅“第5エイド 距離:46km”
大原エイドの冷水を飲みリフレッシュ。
ハイドレーションいっぱいに満たした水が背中を冷やし気持ちいい。
エイドを出て害獣除けゲートを通り、ボーイスカウト道へ。
東海自然道に入り仰木峠に向かう。
水井山の木の根が張り巡らされた登山道を上り続ける。
京都一周トレイルラン東山コース(4月)の時は、「どんだけ下るねん!」と下り続けた急斜面。
上りは何倍にも感じる。
上を見ても終わりらしき頂は見えず。
こんな時は上を見ず目の前のトレイルに集中。
暑さ、異常な汗の量、上がる体温。
冷たかったハイドレーションの水はぬるま湯に。
強烈なのどの渇きで水をがぶ飲み。
上りはずっと歩き、走れるところがない、あっても走れない。
苦しい、ツライ、脚パンパン。
水井山頂上に上り切るも、すぐに激下り。
下り切りすぐに横高山への急斜面上り。
横高山頂上からの下り。
下りなのに走れない垂直斜面。
木にしがみつき、根っこをつかみ、ズルズルと滑り降りる。
足のマメ3か所全部つぶれる。
1時間10分かけて進んだのは4キロ、すべてキロ15分越え。
体力的にはもっともしんどい区間。
最難関を越え、比叡ドライブウエイ沿いの回峰行道を進む。
水井山・横高山越えが嘘のように走りやすいトレイル。
整備され道が広く脚に優しい。
転法輪堂を通り延暦寺寺域のウオーキング指定に入るはずが、→(マーカー)見落とし。
本覚寺方面に下りコースロスト。
行き止まりまで下り元に戻る。
疲れで注意力が散漫になっている。
コースに戻り寺内をウオーキング。
前にランナー3人、コースロストの間に抜かれたようです。
寺域を抜け、砂利の多いアップダウンコースを進みケーブル比叡駅に到着
ここまで6時間47分、大原からは1時間54分。
2時間近くかけて進んだ距離は9キロでした。
ケーブル比叡駅“第5エイド 距離:46km”~京都朝鮮学校“第6エイド 距離:53km”
エイドでコーラを補給し少し気分転換。
さすが魔法の黒い水、回復効果抜群。
HIEIZANモニュメントから広がる京都の景色も最高!
比叡駅からはひたすら下り。
行者道を進み、水飲退陣跡、石鳥居を通過。
空が暗くなり天気が怪しくなってくる。
あっという間に突然の豪雨。
どんどん激しくなる雨。
こうなったら早くゴールするしかない。
寒くはないので準備してきたパーカーは使わず下る。
分岐で雨のため外れたのか、→(マーカー)が落ちている。
進む方向が分からないが、感で道を選択。
しばらく進んで、不安になって→(マーカー)の落ちている位置まで引き返す。
やはり道はあっている感じ。
その後も連続2ケ所→(マーカー)落ち。
岩場の多いトレイルに入る。
雨に濡れて足場が悪い。
岩場で横滑りし2回転倒、左の肩を打撲。
マメが痛く踏ん張りも効かなくなる。
ケーブル比叡駅で先行した3人のランナーに抜き返される。
大山祇神社横の川が増水しトレイルまで浸水。
靴の中はずぶ濡れ、足裏全体の皮がめくれたような痛み。
日本パブテスト病院前からの市街地はウオーキング指定。
比叡山を下り切り一息つきます。
北白川天満宮横の坂を上り京都朝鮮学校(最終エイド:距離53km)。
ここまでで7時間43分、ケーブル比叡駅から下り続け56分。
雨はすっかり止んでいます。
京都朝鮮学校“第6エイド 距離:53km”~山科毘沙門堂“ゴール 距離:59km”
エイドでは水分補給のみ。
大文字山へ進まなければいけないがここで→(マーカー)見落とし。
東山の観光地に間違って迷い込みます。
この日3回目のコースロスト。
やっと→(マーカー)を見つけ大文字山への上り。
痛恨のコースロストで心が折れかけ。
大文字山への登山道に入りすぐに水も底をつく。
序盤の林道よりもゆるい坂道なのに走って上れない。
ウオーキング指定の狭い階段を歩いて上り火床に到着。
火床からの眺めはよく京都の町が見渡せます。
ウオーキング指定が解除されるが、疲れで階段は走れない。
大文字山頂を越え最後の下り。
脚は大丈夫でも足裏や指のマメがつぶれ痛い。
歩幅を小さくし患部に負担をかけないように走る。
一人ランナーに抜かれる。
七福思案処で沢山の分岐があるが今度は→(マーカー)を見落とさないように慎重に進む。
最後の最後にきついアップダウン。
雨で川になったトレイルを走る。
見慣れた舗装路の下り。
ゴールはすぐそこ。
意外と長い舗装路。
時間は8時間57分、8時間台ギリギリでゴールできるか。
足は痛いが最後のダッシュ。
毘沙門堂への上り坂を駆け上がりゴール!
手元時計8時間59分48秒。
記録9時間00分26秒。
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