3年ぶりに走った大阪・淀川市民マラソンの結果は3:11:47(ネット)。
目標の3:15:00切りは達成しましたが、次回に向けて課題の残る内容でした。
フルマラソンに出ることは勇気がいります。
何度走ってもスタートするまでは不安でいっぱいです。
どんな結果になっても挑戦したことは意義があり、完走して目標を達成できれば尚更気分が良いものです。
また、大会を走ることで次への課題が生まれます。
今回は大阪・淀川市民マラソンを走った体験と、次の神戸マラソンへの課題について記事にしました。
フルマラソンを初めて走る方や、次の大会に向けて走りを修正したい方の参考になれば幸いです。
大阪・淀川市民マラソン コースについて
毎年11月初旬に大阪淀川河川敷で開催される大阪・淀川市民マラソンは24回目。
20・21年度はコロナ禍の為、開催中止。
3年ぶりの開催です。
筆者が参加したフルマラソンは、守口市の淀川左岸をスタートして北上し枚方の三矢地区まで上って折返し。
守口市のスタート地点まで戻り、淀川左岸を下り毛馬閘門を抜け淀川大堰を渡り淀川右岸を下ります。
国道2号線の淀川大橋手前で折返し、もう一度淀川大堰を渡り淀川左岸を上り守口市のスタート地点でゴール。
前半は所々芝生の区間があり、少し力が要ります。
後半は淀川大堰を越える2回のアップダウン、往復で2回の長い砂利道が難所です。
公認コースではないですが、1km毎の表示、9箇所のエイド、荷物預け、更衣室があり、ゲストは高橋尚子さん。
参加費用7,700円(ゼッケン事前送付料1,300円で合計9,000円)は、他の大会と比べてもコスパが高いです。
日陰がなく暑さ対策が必要ですが、河川敷の割に風の影響が少なくフラットなコース。
年末のフルマラソンに向けての前哨戦としてはうってつけの大会です。
目標と作戦、大会準備
前週にロケットマラソン大阪大会(結果3:16:27)に出走し、2週連続のフルマラソン。
大阪・淀川市民マラソンの目標タイムは3:15:00切り(キロ約4:37)。
前半10kmまではウォームアップと捉えリラックス。
30kmまでは調子が良くてもペースを上げない。
最後の12kmは余力を持ってペースアップ、もしくは維持。
ペースはキロ4:30〜4:40で設定。
前週の大会のでは目をやられたので、サングラスを用意。
気温は快適なので帽子はなし。
調子の良くない臀部はしっかり目にテーピング。
少しでも軽装にするために、補給用のジェル、サプリ、足攣り用のタブレットはなしでのぞみました。
序盤(スタート〜10km)
普段は序盤は、その日の調子を掴むこと。
ウォームアップと考え無理せず走ることを意識しています。
9時40分、Aブロックの最後方からスタート。
思ったよりブロックのペースが遅く混雑し渋滞。
集団から抜け出そうとジグザグな走りになります。
スタート直後は体が重く、ペースを上げようと無理に体を動かしました。
集団をぬけ4km過ぎから気持ちが落ち着きます。
体が重いことを受け入れ、動き出すまで我慢と決め走ります。
序盤は焦らずにゆっくり集団から抜け出すこと、体が動かなくても力ますリラックスを心がけることが大切でした。
中盤(11〜30km)
中盤はリラックスを心がけペースを抑えることに集中する区間。
10kmを過ぎ最初の折返しを過ぎ、重かった体が動き始めます。
同じペースの4〜5人と併走。
脚も軽くなり楽しく、力のいる芝生も軽々とこなせます。
高い心拍に体が慣れはじめ、しんどさも感じません。
守口市のスタート地点でちょうど半分。
まだ余裕は十分にあります。
淀川大堰の上りも難なく越え、ブレーキをかけずに駆け下ります。
11〜20km(キロ4:26)
21〜30km(キロ4:25)
設定ペースより速いが、30kmまでは順調でした。
終盤(31km〜ゴール)
マラソンは30kmからが勝負。
ゴールまで最後の余力を振り絞る区間です。
しかし、30kmを過ぎたあたりから雲行きが怪しくなります。
これまでキロ4:20台のペースが4:30台に落ちはじめます。
太陽を遮るものがないコース。
あまり意識していなかったが20度を超える気温。
異常に喉が渇きはじめます。
次に左ふくらはぎが痛みはじめ、右ふくらはぎも同じ状況に。
今までマラソンでは起こったことがない脚が攣りそうな感覚。
ペースは徐々にダウン。
ギリギリキロ4分台を保つが失速し41km目のラップは5分台まで落ちます。
最後の1kmは無理やりスパートし完走。
見事に2大会連続の後半失速パターン。
30kmまでに脚を使い最後に余力を残しておくことができませんでした。
まとめと神戸マラソンへの課題
序盤は渋滞から抜け出すこと、無理にペースを上げることで無駄に脚を使っていました。
中盤は体の動きが良くなりオーバーペース。
意識はなかったが地面を蹴るフォームになっていたのでしょう。
終盤は無理にペースを保とうとして体が硬くなりフォームが崩れていきました。
もし序盤・中盤・終盤で、一ヶ所だけやり直せるとしたら!
間違いなく中盤の走りを修正したいと思います。
体が温まり動きが良くなる10km以降はオーバーペースに注意が必要です。
疲れもなく気持ちに余裕があるので調子に乗ってしまう区間だからです。
この大会でも予定より速いペースで11〜30kmを走り、30km以降に余裕を持つことができず失速しました。
スピードが落ち、ペースを挽回しようと力む。
体が硬くなりフォームが崩れ、更にペースが落ちる悪循環にハマりました。
次回の神戸マラソンでは、10kmまでの序盤は何があっても焦らずウォームアップのつもりで走る。
スタート後の混雑や体の重さは想定しておく。
中盤は体の動きが良くなってきても調子に乗らず、終盤に向けて力を蓄える。
力まずリラックスし、地面を蹴らない。
終盤はたったの12km。
自分を信じて強い気持ちで臨む。
最後に余裕を残すためには30kmまでの走りが重要。
今回、脚が攣りかけて終盤に仕掛けできなかったミスも踏まえ、暑さ対策の帽子、“塩熱サプリ”などの準備も必要です。
結局、前半に無理をせず一番楽に走った者が、後半は一番楽にゴールできるということでしょう。
更新の励みになります。よろしければクリックお願いします。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村
コメント