第10回神戸マラソンが2022年11月20日に開催されることになりました。
地元神戸市民、神戸好きで一度は神戸を走ってみたい関西一円のランナーにとって嬉しいお知らせです。
僕自身、ランニングを始めるきっかけになり過去8回参加している思い入れのある大会。
久しぶりに走る神戸マラソンの魅力について考えてみたいと思います。
コース
神戸市役所前をスタートし南京町、湊川神社などを通り鉄人28号のいる長田にいたり、須磨浦公園から垂水にかけて海を見ながら走り明石海峡大橋を越えて西舞子で折り返します。
再び海を眺めながら須磨海浜水族園横を通り海岸線のノエビアスタジアムや中央市場横を通りながらハーバーランドへ。
ハーバーランドから浜手バイパスに入り神戸大橋を越えポートアイランドでゴールとなります。
序盤は神戸の中心から観光スポットの南京町、元町、湊川神社と神戸らしい景観を楽しみながら走ることができます。
前半の須磨浦公園から塩屋にかけての須磨・垂水の海は美しく、走りながら幸せを感じるひとときです。
目の前に徐々に表れてくる明石海峡大橋は壮大。
この様な橋を眺めながら走る大会もあまりないと思います。
折り返してからも海岸沿いの景色を楽しめ須磨水族園あたりまでは楽しい時間を過ごすことができるでしょう。
この辺りからハーバーランドを過ぎて浜手バイパスに入る区間は30㎞も過ぎきつくなってきます。
浜手バイパスの入り口の坂は壁の様に立ちふさがり、その後も小刻みなアップが容赦なく脚を責め立てます。
神戸大橋からポートアイランドに下る坂も40㎞走ってきた脚にはこたえます。
後半の過酷さも神戸マラソンの醍醐味と思えば楽しめそうですが☺
アップダウン
マラソン大会の個性としてアップダウンは大きな要素になります。
神戸マラソンは最後の神戸大橋までの6キロで30mほどの高低差がありますが、全体的にはアップダウンが少なく記録を狙う大会として適していると考えます。
須磨浦公園から塩屋にかけては小刻みなアップダウンが続きますが気づかない程度、景色も良く10キロ過ぎでちょうどエンジンがかかってくる所なので調子に乗らず少し抑えにかかった方が後々は楽ですね。
18年大会ではここでスピードを出し過ぎ後半撃沈しました。
浜手バイパスから神戸大橋までの上りも大会の個性として楽しみたいですが、何度走っても苦いですね☺
気候条件
11月の第3週目の日曜日は不思議と毎年雨が降りません。
これまでの9回の大会でも雨が降ったことはなく快晴ばかりで絶好のマラソン日和にあたる大会です。
それだけに気温も比較的高くなります。
マラソンでベストパフォーマンスを出すためには10℃は切ってほしいのですがこの大会では20℃近くに気温が上がることもありました。
更に大阪マラソンと違い市街地や高速道路下の日陰がないコースなので直射日光が42㎞容赦なくランナーをいたぶります。
海岸沿いなので一見風はきつそうに感じますが、その影響を感じたことはないので時期的にも時間的に良い条件なのでしょう。
大会運営
何と言っても神戸マラソン魅力はその運営。
阪神淡路大震災の復興をテーマに始まった大会では、毎回スタート時には全てのランナーが復興のシンボル“ひまわり”を模した手袋をはめ空に手を振り震災に想いをはせます。
被災した僕自身にとっても、震災のことを忘れないための大切な時間です。
大型の都市大会ならではの沿道の応援、ボランティアスタッフの多さと親切さも大きな魅力。
神戸大橋で声をからしながらエールを送ってくれる学生ボランティアの方々の声援で最後の力を絞りだします。
ラスト2キロ地点でハイタッチの時にキットカットを握らせてくれた女性にパワーをいただいたことも忘れられないいい思い出です。
コロナ禍での開催になるので今回あるかどうか分かりませんが、神戸の有名な洋菓子や和菓子が配られるエイドも設置されているのが大会の楽しみの一つ。
スタート地点の三宮までの交通の便も良く駅からも近いのでマラソン前に余計な力を使う必要がないことも助かります。
19年大会では2駅手前の阪神岩屋駅の駐車場に車をとめて、帰りに兵庫県立美術館のショパン展を見たり、美味しいラーメン店に行ったりなど、終わってからの観光やグルメも楽しめます。
神戸の街の魅力や応援を楽しむ大会としても記録を狙う大会としても魅力的な神戸マラソン。
夏の間に暑さに順応する練習をしっかり積み、最後の坂まで粘れるスピード持久力を付ければ良いタイムが狙えるはず。
6月エントリーで抽選もあるので走れるかどうかも分かりませんが、秋の目標「サブ3」は、是非思い入れのあるこの神戸マラソンで達成したいですね🏃
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