フルマラソン出場前にハードな練習ができるギリギリは、2週間前と考えます。
3週前だと少し期間が空きすぎ刺激にならず、前週だと疲労を抜くことに精一杯でマラソン大会に向けての適切な練習メニューが組めないからです。
2週前にハードな練習をするにあたり、筆者の場合は距離20km程度、ペースはフルマラソンより少し速いペース(キロ4:00~4:10)が最適と考えます。
この距離とペースなら1日完全休養し、1~2日ゆっくりとJOG、ストレッチ、セルフマッサージ、入浴を行えば回復できるからです。
また、本番へ向けての現状確認、最後の上積み、本番を想定した給水や風対策などの最終確認を行うことも目的です。
ということで、マラソンシーズン前半戦のメインレース「神戸マラソン」の2週間前に走った「加古川まつかぜハーフマラソン」で、本番に向けて注力して行ったことについて投稿します。
この記事が本番マラソン大会を控えたランナーの方々の参考になれば幸いです。
第7回加古川まつかぜハーフマラソンについて
開催日:2024年11月4日(月・祝)
主催者:加古川まつかぜハーフマラソン/ロードレース事務局
大会概要
距離:ハーフマラソン(21.0975km)、クォーターマラソン(10.54875km)、ファミリーマラソン(2km)
コース:加古川みなもロード
累積標高:フラットなコースのため、累積標高はほとんどありません
制限時間:ハーフマラソンは3時間、クォーターマラソンは2時間
スタート・ゴール地点:加古川みなもロード
箱根駅伝の初代山の神、今井正人さんがゲストペーサーとして参加します。
大会参加費
参加費:ハーフマラソンは4,500円、クォーターマラソンは3,400円、ファミリーマラソンは2名1組で2,400円(すべて税込)
目的、目標
目的は、
神戸マラソン前にマラソンペースより速いペースに慣れる。
速いペースでもフォームを崩さない。
しんどくなってから粘る。
ヴェイパーフライ3の試し履き。
給水の練習、風対策。
目標タイムは、1:25:00〜1:28:00
ペース(キロ4:00~4:10)
その日の調子を確認しながら、無理をし過ぎないことを心掛けます。
実走:スタート〜10km
整列はキロ4:00から30秒ごとに分かれます。
筆者はキロ4:30の前の方に整列。
9時5分にスタート。
まずは加古川河川敷沿いのコースを北側に進みます。
多少の混雑はありましたがすぐに解消。
走るのに支障はありませんでした。
ひとつ目の高架橋の下、水たまりと泥。
気にせず泥の上を走ると滑って転けそうになります。
2日雨の豪雨の影響、川の水がコースまで浸水、その影響で乾ききらない箇所が数か所あります。
北向きは多少の向かい風ですが気にならない程度。
最初の1kmのペースは3:52。
速いすぎるので修正、金沢マラソンの時も最初はキロ3:54。
入りが速すぎるのは修正ポイント。
5kmまでは、向かい風の中20:30。
まずまずの立ち上がり、大会で初めて履くヴェイパーフライ3は少し滑ってクッションが効きすぎな感じはしたが気になるほどではありません。
一回目の折り返しを終え、南側へ。
今度は追い風になりますが、分からない程度。
キロ4:00のペーサーがまだ見えているので一応目標にして走ります。
6~8kmはキロ4:08くらいで安定。
9km目から少しづつ苦しくなりキロ4:10を保てなくなる。
6~10kmは20:49、10kmのタイムは41:19でした。
11km~ゴール
スタート・ゴール地点の2回目の折り返しを終え、再び河川敷を北上。
今度は向かい風です。
1回目よりも向かい風をキツく感じます。
シューズの地面との引っ掛かりが悪く滑るのが気になります。
明らかに靴との相性が良くなく、接地ポイントもズレまくりです。
キロ4:19、4:18とラップタイムが落ちていくことが気になり始めます。
タイムを気にして集中力を欠き、向かい風の中での苦しさばかりが気になります。
10~15kmは21:32と大きくペースを落とします。
16km手前で3回目の折り返し、給水の度にリズムが崩れ17~18kmではとうとうキロ4:20を保てなくなります。
最後の3kmは集中力を取り戻し、落ちていた腰を上げ力を抜いて腕を振りフォームを立て直すことで少しペースを戻してゴール。
1:29:07(キロ4:12)で目標未達でした。
まとめ
目標タイムは未達(金沢マラソンのハーフ地点より遅いタイムでした)。
目的のフルマラソンより速いペースに慣れるに関しては、トータルでマラソンより速いペースでは走れたのでまずまずでした。
ただし中盤から集中力を欠いてフォームを崩し立て直ず、苦しくなってから粘ることが出来なかったことは反省材料です。
ヴェイパーフライ3の試し履きに関しては履きこなす技術が未熟で、使いこなせないということが分かりました。
長い距離でカーボン入り厚底シューズを効率の良いフォームで履きこなすことは難しいです。
神戸マラソン本番は、金沢マラソンで好感触だったエッジパリスで走ることにします。
給水はマラソンペースでコップを取り、走りながらペースを落とさずに飲む課題はクリアできましたが、給水で崩れたリズムをいかに立て直すかが課題です。
大会自体は、フラットなコースで風が強くなければ初心者にも優しい大会です。
また河川敷なので景色が単調でモチベーションが上がりにくいですが、集中して大会に取り組むことが出来れば良い結果が出ると感じます。
そしてキロ4:00から30秒ごとにペーサーがいるため、ペース管理がしやすいです。
トイレの数が少なく整列前は少し不便をしましたが、総じて走りやすい良い大会でした。
時期的にも岡山や神戸マラソンの最後の追い込みに最適で良いポイント練習にもなるでしょう。
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