極寒・強風のマラソン大会(第33回 加古川マラソン)

フルマラソン

12/18㈰開催の加古川マラソンに参加。
結果は3:21:41(ネット)。
前走、神戸マラソンより12分遅いタイム。

極寒と強風に対応できず惨敗。
トイレ・給水のトラブルも重なり、心が折れた。

大会で鼻と喉を痛め、その後2週間体調不良、過去最長の9日間ラン休。
2022年の走り納め大会は、散々な結果に終わった。

散々な大会だからこそ、次に繋がる教訓を得ることもできる。

今大会で経験した極寒・強風・トイレ・給水などのトラブルから得た対策や教訓をまとめ、次の大会の糧にしたいと考える。

加古川マラソン スタート・ゴール地点

加古川マラソン概要、コース

加古川マラソンは、兵庫県南部の播磨平野を貫流する県下最大の河川「加古川」の“加古川みなもロード”を利用して開催されます。
このコースは、緊急用河川敷道路として整備され高低差も最大で20mに満たず、平坦で走りやすいコースとして親しまれています。

これまでの経験では、天気が多く、気温も低すぎず高すぎず、ベストコンディションで挑める確率が高い大会でした。
河川敷特有の風も、走りに影響ありませんでした。
川沿いにトイレも多く安心して走ることができます。

加古川マラソン コース図 https://kakogawa-marathon.jp/2022/wp-content/uploads/2022/07/coursemap2022.jpg
加古川マラソン 高低差図

▼大会公式ホームページ
http://runnet.jp/mail/u/l?p=cT9-9nlMYvqIrn1PD1u_0AZ

加古川マラソン大会振返り

スタート地点は、寒いが風の強さはあまり感じなかった。

スタートから5km地点までは22分(4:25/km)。
少し体は重かったが、追い風に乗り気持ちよく進む。

6~10km地点までの5kmは23分(4:36/km)
8km地点の国包で折り返し、強い向かい風を受ける。
ペースを落とさずに走るか、少しペースを落とし追い風を待つかで迷う。
決断しきれず、どっちつかずの走りになる。

11~15km地点までは、23:32(4:43/km)。
加古川大櫃を渡り終え、南からの向かい風をモロに受ける。
13~14kmの2kmは特に強風、4:50台までペースダウン。
気持ちが途切れ、集中力がなくなる。

16~20km地点までは、24:46(4:57/km)。
向かい風が強風から爆風に変わり、さらにペースダウン。

21~25km地点までは、23:25(4:41/km)。
やや風が落ち着き、北側へ折り返し、追い風に。
ここまでに冷たい風を受け続け、腹痛がはじまる。
指先がかじかみ、紙コップをつかめずに3回給水ミス。

26~30km地点までは、24:54(4:59/km)。
腹痛が限界に達し、28km地点でトイレインし2分ロス。

31~35km地点までは、23:33(4:43/km)。
33kmから距離調整のミニ折り返しがはじまり向かい風に。

36~ゴール地点までは、36:17(5:02/km)。
加古川大櫃を渡り、ゴールまで始終向かい風。
脚は売切れ、38kmから5:00台までペースダウン。
最後は、気持ちラストスパート。
強風でフィニッシュゲートは撤去。
目標がないゴールにゴール。

加古川マラソン フィニッシュゲート 強風で撤去

極寒対策

当日の気温は1~3℃、風速1mにつき体感気温は1℃下がると言われている。
最大風速8mだったので、体感気温は-5℃くらいだったのだろう。

レース中は汗もかかず、終わってからも寒くて震えていた。
これまでにない寒さだった。

寒さは想定していた。

ランニングTシャツは生地が厚手のポリエステル100%の機能性素材、VORTEX®糸を使用した、コットン風のドライTシャツを着用。
Tシャツの下には、普段は着ないノースリーブのアンダーウエアを装備。

バイザー、ネックウオーマー、アームスリーブ、手袋、レッグカーフ。
ランの邪魔にならない程度にほぼ全身を覆う。

カイロとスタート前の冷え防止のビニール袋も用意。

結果的には、アームスリーブとレッグウォーマーはいらなかったかもしれない。
腕と足の寒さはあまり気にならなかった。

今回強く感じたことは、お腹の冷え対策と指先の冷え対策。

お腹の冷えに関しては、カイロを持参したが、第1エイドに捨て早々に手放してしまった。
向かい風が来るまで、お腹のポケットに入れておくべきだった。
あまりに寒そうなときはスポーツ腹巻の検討も必要だろう。

手袋は給水で濡れ、冷えることも考えて、防水のものを用意したらよかった。

ウエアや小物での対策は怠らなかったが、寒さが想像を超えていた。

大会当日の気温

強風対策

悩ましい風対策。
22年の大会は、風が強い日が多かった。
前走の神戸マラソンも強風。
今回の加古川マラソンは爆風。

追い風の時は身体の力を抜いてリラックス。
向かい風の時は前傾角度を大きくして風に身体を預け浮き上がるような感覚で走ると楽に走れる。

タイムを気にして風に抵抗すると力み身体に無駄な力が入り体力が削られる。
今回は、ペースダウンするタイムが気になり、力んで自爆したパターン。
風が強くても焦らず、風の方向と強さとをつかみ、風を感じることが大切です。

風に立ち向かうより、風と同化することに集中することがベストです。

大会当日の風速

腹痛・給水トラブル対策

これまでにも腹痛でトイレに駆け込んだ経験が2度あった。
いずれも前日、当日の食事をいつもより摂りすぎていた。

振り返ると、今大会も前日の晩にカレーうどんを2玉食べ、朝食も多すぎた。
そこに寒さが追い打ちをかけた。

前日と当日の朝は、普段の1.5倍弱の量を目安に食べ過ぎないように注意が必要だった。

また、余裕を持って早起きし、トイレでしっかり排泄をしなければいけない。

給水の失敗は脱水だけでなく、取れなかったことでの焦りも生む。

寒さで指先の感覚が鈍く、動きが悪いと感じたときは、給水は両手で取りに行った方がよい。

少しブレーキはかかるが、給水できないことで心身にマイナスの影響が出ることを考えれば、気にならない程度のロスだ。

UnsplashDavid Uttが撮影した写真

まとめ

今大会での一番の反省は、メンタルを早々にやられてしまったこと。

今季ベストタイム、最低でもサブ3.1を狙うと意気込み過ぎていた。
強風で設定ペースがずれて焦り、挽回策を考え、タイムを気にし、走りに集中できず切れを欠いた。

コンディションが悪い時は諦め、自然とは戦わない、受け入れることが大切だと思い知った大会だった。

何よりも爆風でも立ち向かえる、基本的な走力の不足を痛感した。

最後に極寒・強風での大会後の注意として、素早く着替えて体を温め、早々に補給を行うことが大切だと考える。

着替えをせずにウロウロして体が冷え、補給が遅れ体温を上げれなかったことで年末年始は体調を崩してしまった。

冬の大会では、着替えと補給を終えるまでが大会と肝に銘じたい。

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