明石城公園マラソン2022 ~激坂コースで大撃沈!~

フルマラソン

偶然から思わぬ副産物や発見があることは、マラソンでもよくある話です。

予定していた大会をエントリーし忘れ、あわてて参加した“明石城公園マラソン”。
当初は、ビルドアップしてネガティブスプリットの練習をするプラン。

しかし、スタートして1㎞も走らないうちにレースプランは吹っ飛びました。
激坂アップダウンの2kmコースを、21周回する大会だったからです。

結果は、3:31:21。
後半失速、何度も歩くおまけつき、内容は散々でした。

2週間前の神戸マラソンは3:09:27、サブ3.1で完走。
激風の神戸マラソンより20分以上タイムが落ちた明石城公園コースとは?

そんな“明石城公園マラソン”のコースをどう走れば良かったのか?
大会を走った結果から得た、コースの活用方法は?
について記事にします。

マラソン大会に向け、起伏あるコースで練習したい、厳しくむち打つトレーニングをしたいランナーの方、必見です。

明石城公園

明石城公園マラソンについて

12月4日㈰

受付・発着 明石陸上競技場(きしろスタジアム)。

部門
4km(2周)
10km(5周)
20km(10周)
30km(15周)
42.195km(21周+195m)

各部門、競技場発着の2kmコースを周回。

きしろスタジアム

更衣室 手荷物預かり完備。

給水給食 一か所(周回ごと)。

参加賞 明石夢工房の“あかし焼き粉セット”とオリバーソースの“たこ焼きソース”。
    大蔵海岸の立ち寄り湯「龍の湯」割引券特典。

コースの詳細

明石城公園マラソンの42.195kmの部は、ロードでは経験したことのないハードなコースでした。

KIX泉州国際マラソンのモンスターブリッジ、神戸マラソンの浜手バイパス、奈良マラソンの激坂を経験してきましたが、そのどれもが比にならないキツさ。

例えるなら、神戸マラソンの浜手バイパスを21回上って下り、フルマラソンを完走するイメージ。

スタート後、競技場の400mトラックを一周し場外へ。
競技場を出てすぐに2段階クランクの激上り坂。
200mで30m上昇。
上った後は激下り!
100mで20m下降。
さらに2回、小さい坂を10m上り、最後は競技場に向けて20m下る。
これを21回繰返すコース。

明石城公園マラソン コース図

レースレポート

10:03、“きしろスタジアム”スタート。

トラックコースは気持ち良く、スピードに乗りトップで競技場外に。

すぐに長い上り坂が出現。
一瞬平坦な箇所があるが、すぐ更に傾斜がキツイ坂に突入。
上り切ったと思ったが、ゆるい上りがまだ続く。

やっとの平坦コースも束の間、今度は激しい下り坂が現れる。
上り坂のタイムロスは取り戻す。

下りきり、すぐに小さい上り。
上りきり、また小さい上り。
最後に競技場に向けて一気に坂を駆け下りる。

たった2kmで激しい乱高下。

明石城公園マラソン高低差グラフ

“明石城公園マラソン”を完璧に侮っていた。
“加古川マラソン”への最終調整で、疲れを残さず軽めにビルドアップして終わろうと思っていた。

最終調整という目的、ネガティブペースで3時間20分以内に完走する目標。

全て修正が必要になった。

時間と共に確実に脚が削られる。
このコースで最後まで脚を残し、ビルドアップすることは至難のわざ。
ペースを抑えイーブンペースで完走、タイムは気にしない作戦に修正。

ところが、平坦な区間が少なく、ペースがつかめない。
頭では分かっていても、スピードのコントロールが効かない。
長い上りでは力が入りすぎ、下りではスピードを抑えることができない。

序盤は乱ペースのまま、修正がきかずに終わる。

上りでは、お尻とハムストリングスとふくらはぎ。
下りでは、太ももとすねと足底。

周回するごとに削られる。

それでも15周回目まで粘る。

高度の乱高下に合わせ、心拍数も乱高下。
のどが渇き2周(4km)に一回とっていた給水が、1周ごとに。
トラックの外側にあるエイドに給水のたびにコースアウトしまた戻る。

心拍数グラフ

16週目(31~32km)にキロ5分を超える。
そのペースで18周(36km)まで粘るが、エイドで力尽き立ち止まり給水。

一度立ち止まると、気持ちも切れる。
長い上り坂も、歩いたり走ったり。
下り坂はまだ走れるが、小さい上りも歩きが入りだす。

脚は動くが、呼吸が上手くできない。
吐けるが吸えない。
呼吸を整えようとするが、歩きながら心拍を落とし整えるしかできない。

最後の3周は、どんどん歩く時間が増え、大失速でゴール(なんとか3位入賞)。

周回ごとのラップと順位グラフ

いままで52回、フルマラソンを走った中で、もっともキツイく、もっとも歩いたコースでした。

レースを振り返って(次回は、こう走る)

散々な結果の大会でしたが、コースの予習や試走を行い参加すれば、より良い内容で走れたと考えます。

“明石城公園コース”は、高低差のあるアップダウンが多いので、記録を狙う大会ではない。

坂の多い大会・トレランの練習として、最適な大会と考える。
実際に完走者コメントを見ていると、奈良マラソンの練習で参加した方がいました。

上り坂はスピードを上げずに、心拍数を上げ、脚に大きな負担をかけずに有酸素作業域を鍛える練習。

下り坂は、心拍数を上げずに、スピードを上げ、ランニングエコノミーと無酸素作業域を鍛える練習。

という目的をもって臨めばよかったと思います。

周回ごとにエイドがあり、21回も給水の練習がでるのも良いところです。

アップダウンの激しい“明石城公園コース”を走り切ることで、次走への自信を持つことができます。

まとめ

大会自体は、ファミリーが多くアットホーム、スタッフのノリと進行が良く盛り上がり、楽しい雰囲気です。

公園内では、マルシェやキッチンカーなど、たくさんのイベントが行われているので、一緒に来た家族も楽しめます。

また、この規模の大会にしては、手荷物預かりが充実。
競技場内の更衣室が利用可能で、トイレ渋滞なし。
参加者にとっては快適な大会であることは間違いなしです。

厳しい“明石城公園コース”のフルマラソンの部を走り入賞したことは、自信につながりました。

フルマラソンの練習にはフルマラソンを走ることが一番です。
30km走やLTペース走では、実際のフルマラソンの距離やダメージを体感することができないからです。

最後に、参加賞・入賞商品のお好み焼きセット、ソースセットはGOODでした!

入賞商品ソースセット

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