灼熱&多湿 世界ジオパークトレイルラン 2023 in 神鍋高原 60kmを走ってみた!

トレイルラン

第13回 世界ジオパークトレイルラン(神鍋高原)

灼熱&多湿(最高気温36℃)。

くろんど輪舞曲180kmを体験していなければ間違いなく過去1過酷な大会でした。

距離60km、累積標高2,800m。
ゴールタイム8時間17分(11位)、完走率63%。

コースもハードですが、加えて夏の山陰地方特有の高温・多湿との戦いが加わります。

トレーニングを積んで臨まなければ完走が厳しい大会ですが、間違いなく暑さの中で戦える力がつく大会です。

この後にある京都一周グランドトラバースや丹後100kmウルトラマラソンの練習にするランナーも多いようです。

比較的走れるロードも多く、ロードからトレランに挑戦を考えているランナーや、ロードは得意だがトレイルは少し苦手なランナーにおすすめの大会です。

世界ジオパークトレイルラン コース図
世界ジオパークトレイルラン 高低差図

スタート(但馬ドーム)〜第2エイド(蘇武岳登山口展望台11km)

大会は8月27日(日)、兵庫県神鍋高原周辺の山々で行われました。

7:30但馬ドーム芝生グラウンドからスタート。

但馬ドームからペンション街を抜け、日陰のない田園地帯のロードを5.5km走り第1エイド(万場スキー場)に到着。
キロ5分半弱に抑えて走りましたがすでに大量発汗。
飲み干してしまったフラスクボトルに水を補給します。

次の「大杉山急登」は、約3kmで700m上昇します。
見上げると壁のような傾斜には木の根が張り巡らされ、苔むした岩場もあり走れる所はほぼありません。
昨年はぬかるみで滑り上へ進めず苦労しましたが、今回はなんとか少しずつでも進むことができました。
延々と上り続けて辿り着く大杉山山頂からの眺め絶景です。
天気の良いこの日の眺めは最高でした。

大杉山山頂からの眺望は、天気が良ければ最高です。

四つ山越えの起伏を繰り返し蘇武岳山頂(1,074m)から少し下り、第2エイド(蘇武岳登山口展望台11km)に到着。
ここでも飲み干したハイドレーションに水を満タンに補給します。
とにかく暑いので水分は早めに小まめに摂っていました。

往路 第2エイド(蘇武岳登山口展望台11km)〜復路 第2エイド(蘇武岳登山口展望台32km)

第2エイド(蘇武岳登山口展望台11km)からは約3kmの快適な下り舗装林道。
舗装路とはいえ劣化もあり、削れたり、大きな穴が空いていたり気を抜くと足を捻挫しそうになるので注意が必要です。

無理せず下りを走りながら心肺を安定させます。

下りを終えた金山峠口(14km)からは「急登&起伏」を繰り返す今回からの新コース。
妙見山まで徐々に上っていきます。
妙見山から約3km、400mの激坂を下り第3エイドに到着。

第3エイドの名草神社(23km)からは約3kmの「灼熱の上り林道」。
日陰がなく逃げ場もないので、どんどん干からびていきます。
名草神社手前に公衆トイレがありますが、壊れていて汚く人によっては使いたくないでしょう。
このコースはトイレ事情がよくないのが難点。
第4エイド以外はトイレがないので、トイレに関連する諸々の準備が必要です。

妙見山を経て再び往路の金山峠口(29km)。
林道から右側のトレイルに入ります。
最初のほうは急斜面。
徐々に、走れる起伏の多い「林道沿いトレイル」になります。
再び往路の第2エイド(蘇武岳登山口展望台32km)に到着します。

蘇武岳から見える山陰の山々は美しかった。

復路 第2エイド(蘇武岳登山口展望台32km)〜ゴール(但馬ドーム)

ここから13km続く「林道下り地獄」がはじまります。
舗装路なので地面から反発をもらいやすくすぐにスピードが出てしまいます。
速度を抑えても脚にダメージが蓄積されていきます。

第4エイド(神鍋峡谷公園44km)まで下り切ったころには脚が言うことを聞かなくなってきます。

第4エイドから少し下り、最後の山場である約5kmの「灼熱上りNTT林道」。
少し日陰もありますが、長い長い上り、40km以上の走行距離で心肺も脚も限界が近づきます。

第5エイド(三川山49km)を通過し約4kmの「ガレ場下り」。
足場不安定、所々にぬかるみもあり左の膝に痛みが走ります。

できる限り体幹を安定させ、お尻で地面からの反発を受けるようにし着地の衝撃を逃します。

「ガレ場下り」が終わり平坦な舗装路。
少し民家があるロードを走ります。
思ったより脚は残っていたのでスピードアップ。
ここも日陰がなく暑い。

第6エイド(ペンション・マウントクック)に到着し、最後の補給。

ラストは「神鍋山火口上り&ゲレンデ滑降」上りの最後の階段はダメ押しで脚を削ります。
火口付近に辿り着き神鍋神社を越えると夏の深い芝のゲレンデが見えてきます。

ゲレンデを滑り降りたいところですが、芝に脚をとられ進まない。
上がらない脚を無理矢理上げてアップ神鍋まで下り降りる。

但馬ドーム芝生グラウンドに戻ってきてゴール。

最後は、アップ神辺スキー場ゲレンデ横を下り但馬ドームまで。

まとめ

但馬ドームからの灼熱のロード。大杉山まで700mの急登。
細かい起伏を越え、日陰のない舗装林道の上り下り。
急登、起伏の多い新コース。
延々と13km続く林道下り。
最後の山場、約5kmの「灼熱上りNTT林道」。
追い討ちの4kmガレ場下り。
ダメ押しの神鍋山火口上り&ゲレンデ横滑降。

これでもかと言うくらいタフなコースでした。
前半から中盤までは暑さと渇き、後半は膝痛と股擦れに苦しみながらもペースは落とさずに完走できたことは自信につながりました。

2週間前くろんど輪舞曲180km(137kmDNF)を走った経験は役に立つたようです。

間違いなく暑熱耐性、持久力、メンタルは強くなってきました。

この経験は、次走の京都一周グランドトラバースに生きてくることになります。

ゴール後の筆者。

更新の励みになります。
クリック、フォローよろしくお願いします。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ
にほんブログ村ひできち ラン&・・・ブログ 50歳~ サブ3への挑戦! - にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました