一度はまるとやめられないトレイルラン。
山の中の自然を駆け抜け心地よい疲れを感じ、すぐにまた山に行きたくなる。
そんな経験を持っているランナーは少なくないでしょう。
僕もランニングを始めて2年目に故障のリハビリのためにトレイルランを始めてすぐにはまってしまった一人。
今日はそんなトレイルランの魅力を改めて考えてみました。
走力アップ
ランナーにとってトレイルランをすることの一番のメリットはこれにつきます。
ロードと違いアップダウンの起伏があり、上りはゼイゼイしながら、下りはバランスを意識しながら自然とインターバルのような負荷を繰り返し心肺機能の向上が図れます。
登りでは背面の筋肉をいっぱいに使わなければ楽に上ることが出来ないので背中やお尻、ハムストリングスなどのスピードアップに関わる筋肉が鍛えられます。
下りでは着地の時に地面をしっかり掴まないとグリップが利かずバランスを崩してしまい転倒の恐れがあるので自然と足の裏からすねの周りの深部底屈筋群が発達しマラソンの後半に粘れる足づくりに期待が出来ます。
また素早く着地をこなす時に力のかかる太ももの筋肉も鍛えられ、目まぐるしく変わる地面の状況の中、常にバランスを取りながら走る事になるので体幹能力が向上します。
2014年はロード大会にはあまり出ずでしたが、唯一の神戸マラソンでは3:04:31という好記録を出すことが出ましたのでトレイルランで十分にマラソンの練習になるということが覗えます。
故障の防止
トレイルランも走るということなのでロードと同じ筋肉を使って同じような動きをしているようでも実は微妙に違う筋肉を使っています。
ロードでは鍛えられない違う筋肉が鍛えられている事とロードばかり走っているのとは違い同じ箇所への負担が軽減し故障が確実に減ります。
トレイルランを取入れながら練習をしていた2014年~21年は大した故障はなく、トレイルを入れずに急にロードばかりでの練習をこなした22年に故障したことからも違う動きを取入れることの大切さがわかります。
集中力アップ
トレイルでは地面の状況が土、岩、石、がれき、木の根、あるいは湿地など刻一刻と変化します。
起伏も多くそれなりのスピードで走り、下りなどで少し気を抜くと大きな事故に繋がったり、逆に何もないところのように見えても葉の下などに何があるかわからず危険がたくさんあります。
長い距離を走るときは給水や補給のことも考えなければいけません。
そんなトレイルランではロードではない気配りが常に必要でそれゆえにひときわ集中力と集中力の持続が自然と鍛えられます。
「全集中、常中」状態ということでしょう。
気分転換
トレイルを気分転換目的で行うランナーも多いことでしょう。
毎日、同じコース、同じ景色を見ながらお決まりの練習では飽きてしまいます。
たまには違うコースでリフレッシュすることでランニングを長く継続することが出来ます。
仕事や人間関係での悩み不安や心配事も山の中に入り木々や土、お気に入りの景色を見たり、風や鳥や虫などの声に耳をすまし、自然を肌で感じることで大概のことはちっぽけな事と思えるようになります。
清々しい疲労感
トレランを終えて下界に戻ってくると心地の良くぐったり疲れています。
特に夏場は大量に汗をかき冬場の倍はつかれますが、それだけに冷たい飲み物や食べ物が美味しく感じられ幸せな気分に。
もうこりごりという疲れではなく、やり切った感とまた行きたくなる爽快な疲れがクセになります。
ランナーにとってメリットばかりのトレイルラン、ランニングに比べて装備が必要で準備が大変、目的地まで気軽には行けないというランナーも多いでしょうが、トレイルランをやったことがない、故障がちでロードで走るのがキツイというランナーは是非取入れてもらいたいです。
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