こんにちは、ひできちです。
けたたましく大きな音を響かせながらナイキやアシックスの厚底シューズを履いたランナーがわきを走り抜ける。
6/26(日)長居公園で開催された“第1回NAGAIランナーズトライアル”。
今や市民ランナーもほとんど厚底です。
筆者もあまり履かない厚底シューズ(アディゼロ6 JAPAN)を持っています。
着地音は、とにかくデカくてうるさく言葉では表現できません。
はじめて厚底を履いたのは最近。
フワッとした着地感覚、楽に出るスピード、抜群の衝撃吸収と高反発が嬉しくてワクワクしました。
しばらく厚底ばかり履いて練習していましたが、ふと裸足ならどんな感覚かなと思い公園で靴を脱ぎ舗装路を走ってみました。
「いっ、痛い・・・!」
とても走れたものではない。
ドリフの髭ダンスの様にガニ股になりながらほとんど歩くようなスピードでしか進めない。
この痛みや着地の恐怖を感じず走れる厚底シューズはすごい。
しかし、逆に考えると本来素足で受ける衝撃と痛みに鈍感になり、スピードを出し強く着地し大きく脚や体に負担をかけているのではという疑念がわいてきました。
ということで、しばらく厚底シューズはお休み。
Eペースランやロング走は“足袋シューズ MUTEKI”、スピード練習はうす底のランニングシューズで行うようになりました。
NAGAIランナーズトライアルの選定シューズは“アディゼロ TAKUMI REN”👟
グリップ性が良く、程よく適度な薄底で地面が捉えやすいスピード練習時のお気に入りの一足です。
ここ1週間は、5㎜ゴム底の“MUTEKI”ばかり履いていたので、久しぶりのランニングシューズは少し窮屈で紐はゆるめに締めます。
着地の感覚はしっかり捉えられ衝撃吸収と反発も良く感じられます。
暑いのでアップはほとんど行わずスタート。
厚底シューズに比べると股関節が広がりストライドは大きくならないし、弾むような感覚やフワッとした着地感覚はない。
あきらかに厚底の方がスピードは楽に出ます。
うす底はストライドの伸びは感じないが、中足部から足全体へと流れる着地の感覚がはっきりわかり、自然と着地は真下になり土踏まずのアーチが衝撃を吸収していることを感じることができます。
厚底の時に発するけたたましい音は全くなく静かにフワッと着地している感覚。
地面と足の裏がずっと情報を受け取り対話を続けているようです。
厚底はレースの後半になっても脚が動きスピードが持続され、スタミナが必要な長距離に向いています。
一方で、うす底は衝撃を吸収しにくく反発も低いため疲れやすそうに感じますが、地面から情報を得たアーチが機能し天然のクッションの役割を大きく引き出しているようです。
お尻や背中の大きな筋肉を使わないと推進しないことも疲れにくい要因でしょう。
レースでは暑さで少しづつスピードは落ちていますが、疲労が脚に来ている感じはありませんでした。
最後の2kmはスピードを上げて余裕残しでゴールすることができました。
うす底は厚底ほどスピードが出ないことや着地に気を使うので体への負担は少ないように思えます。
うす底とはいえ、久しぶりにランニングシューズを履いたレース後は少し足首に痛みがありましたが、アイシングで次の日に痛みはなくなっていました。
青山学院大学陸上部の原監督が、厚底シューズを使いだしてから大腿部周辺を故障するランナーが増えたと語っていたように、大きく伸びるストライドと前方での着地は股関節や腰への負担が大きいのでしょう。
東京オリンピックのマラソン代表の大迫選手が厚底での練習回数が少なかったように、普段のトレーニングはうす底やベアフット系シューズでこなし、本番には厚底で勝負というような履きわけが大切です。
マラソンが速くなり故障もケガもしないシューズの登場はまだまだ先のようです。
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