第29回 六甲縦走キャノンボールラン。
六甲縦走路を使い年に2回、3月と10月に開催される関西の草トレイルラン大会。
走っても、徒歩でも、自転車でも馬でも「死なない」を守ればなんでもありの大会だ。
トレイルランナーに限らず、関西の多くのランナーが血をたぎらせる大会。
競技でも競争でもないのに不思議と参加したくなり、各々の目標と課題に向き合う大会。
記録にこだわっても、こだわらなくてもいい。
全エイド制覇を目指して、
お酒も飲んで、
仲間とはしゃいで、
楽しんで、楽しむ大会!
でも完走はしたい、山バカの集まる大会。
楽しい、なぜか楽しい。
そんな六甲縦走キャノンボールラン(SPEED)体験記を投稿します。
よく聞くがよくわからない六甲縦走キャノンボールランについて少しでも知っていただき、キャノンボーラーが増えるれば嬉しい限りです。
六甲縦走キャノンボールラン大会について
六甲縦走キャノンボールラン、略してキャノンボールやキャノンと呼ばれています。
参加費:4,000円(SPEED)
※どのカテゴリーも1人4,000円
六甲縦走キャノンボールランは大きく3つの距離に分かれます。
六甲全山縦走路を片道走るSPEED、往復するPOWER、1.5往復するRAINBOW。
それぞれ56㎞、112㎞、168㎞を走破するハードな関西最大の草トレイル大会です。
更に3つの距離の派生で夜に走るNIGHT SPEED、男女チーム・男女ペア・女子ペアでPOWERを走るTEAM・BUDDY・STAIRWAY TO HEAVEN、RAINBOWを男子ペアで走るGAYの8種目で構成されています。
特徴は、充実の私設エイド。
キャノンボールランを愛しランナーを支援する有志が集まり、大会を盛り上げます。
スタート(須磨浦公園)〜鵯越駅
今回参加したのは公称56㎞のSPEED、8時に須磨浦公園をスタートし宝塚にいたる六甲縦走路コース(ショートカット可)です。
従来は6時から準備でき次第ウェーブスタートでしたが、今回からは8時に一斉スタート。
筆者は一斉スタートに変更のお知らせを見逃し、従来どうりの6時スタート(アーリースタート)になりました。
同じく6:00に須磨浦公園に集合してスタートする方々が多いです。
当日は晴天、気温は12℃〜20℃寒くも暑くもない絶好のキャノンボール日和でした。
登山家の友人やチームメンバーと記念撮影を行いスタート。
須磨浦公園から鉄拐山への石段をランとウォークを混ぜながらゆっくり上ります。
山上へのロープウェイ付近では日の出を見ることができました。
最初の鉢伏山山頂までは行かず迂回。
次の旗振山(253m)からは朝日に照らされる明石海峡大橋が見れました。
恵まれたお天気と美しい景色で序盤からテンションMAXです。
つづく鉄拐山(234m)からも朝日が大阪湾を照らす景色を楽しめます。
しばらくトレイルを走り、高倉山から高倉台団地まで長い階段をくだります。
いよいよ400段階段のチャレンジの手前でTEAMに参戦の“深北男塾”と遭遇!
一緒に“男塾”ポーズを決めます。
“深北男塾”YouTubeチャンネルはコチラ
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400段階段を登りった栂尾山展望台からは、これまでの道のりを振り返ることができます。
名勝“馬の背”は、これまで走った中で1番の景色、くっきりと地元の須磨の街が見えます。
馬の背を越え、東山(253m)から横尾団地、妙法寺を経て鷹取山(328m)は迂回するキャノンボールルートをとります。
しばらく丸山住宅街のロードを走り神鉄鵯越駅に至ります。
ここまでは私設エイドはないですが、ローソンが2店舗あり補給が可能です。
夜間走の時は暖かい飲み物を補給したいですね。
菊水山〜鍋蓋山〜掬星台
鵯越駅から菊水山登山口手前で美穂子のいるエイドに到着。
いろいろ勧められましたが、序盤なのでコーラのみ所望。
菊水山(459m)は、岩場と階段地獄。
序盤の最もキツイパートでしょう。
菊水山山頂のパンダエイドでは、桃、ウインナー、おにぎりをいただきます。
とくに桃は最高に美味しかった。
菊水山を下って天王吊橋。
スズメバチの巣が橋の下にあり危険との事前情報アリ。
橋の両サイドを見ると、蜘蛛の巣に多くのスズメバチが引っかかっています。
スズメバチに出くわすことなく、対策のため携行したオニヤンマの模型も出番はなし。
つぎの鍋蓋山(486m)山頂までは、菊水山ほどのきつい傾斜はないのでウォーク&ラン。
鍋蓋山からの神戸の街並みもこの日は最高に映えていました。
鍋蓋山から市ケ原へと下っていく途中、大龍寺の手前のエロ本エイドで恒例の立ち読み。
大龍寺のエイドは準備中でしたが、コーラのみいただくことができました。
市ケ原までの下りは舗装路、昨年はこの何でもないロードで転倒したので、やや慎重に走ります。
たどり着いた市ケ原ではたくさんの方がキャンプをしていました。
ここからが掬星台を目指して稲妻坂から天狗道の長く続く岩場の多いトレイル。
両手両足を使いよじ登る箇所もあり楽しみながら苦しむ区間。
難所を越えて到着した掬星台では、恒例のやめてまえエイドにお世話になります。
豚汁、フライドポテト、おにぎり、お酒に、炭酸飲料、お茶、何でも揃っている充実のエイドに感謝です。
掬星台〜山頂付近〜ゴール
掬星台からはアップダウンのゆるいロードが続き気持ちよく走れるコース。
途中で今年から開設のYMCAエイドでキットカットとコーヒーをいただき、記念碑台を経て六甲ガーデンテラスへ。
六甲ガーデンテラスからは、ロードとトレイルを繰り返しながら一軒茶屋に向かいます。
山頂トイレ付近の三宅さんエイドが最後のエイドになります。
ここは多くの登山客とバイカーで賑わっていました。
六甲山山頂へは立ち寄らず、最終エイドから宝塚まではひたすら下り。
裏六甲に入ると、そろそろ終わり感が出て寂しくなります。
1週間後に金沢マラソンを控え、足に疲労を残したくないので下りはゆっくりかつ丁寧に進みます。
掬星台から一緒に走ってきたチームメイトのF氏には先に行ってもらいます。
しかし、大平山(681m)を過ぎたあたりで先行していたF氏に追いつき、ラストの下りはデッドヒート。
塩尾寺を過ぎ最後のロードをダッシュ。
湯本台広場にゴールしロボ次郎の頭のQRコードを読み取り、完走の報告を主催者に送信。
7時間4分、昨年同様全エイドを楽しみながら無事にゴールすることができました。
すぐ後にゴールしたF氏と六甲ビールで乾杯。
宝来橋から宝塚大劇場を眺めながら阪急電車に向かいます。
まとめ
六甲縦走キャノンボールランは、何度走っても素晴らしい大会だと改めて感じました。
走る人、応援する人、主催者、全ての人が心からキャノンを楽しんでいる。
六甲山系の自然を利用したコースは、美しい景色、トレイル、ロード、岩場、ガレ場など全ての要素が揃い魅力的です。
充実の私施設エイドでは補給のみならず、交流が楽しめます。
トレラン仲間、チームメイトとの遭遇、どこで誰に会うのかワクワクします。
楽しみながら自身の練習にもなり
ロング、スーパーロング、100マイル、どの距離でも4,000円で参加できます。
何度走っても飽きることのない六甲縦走キャノンボールランにたくさんのランナーが参加し、キャノンボーラーが増えれば嬉しい限りです。
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