こんにちは、ひできちです。
「どうして私の足は走ると痛むのか?」で始まるクリストファー・マクドゥーガル著“BORN TO RUN”で描かれているように、多くのランナーが故障に悩んでいます。
“BORN TO RUN”では高価なランニングシューズが本来の足の働きを妨げることへ警鐘を鳴らしています。
故障を繰り返す多くのランナーがシューズへの疑問を抱いているでしょう。
筆者も故障中に“BORN TO RUN”を読み、ベアフット系のシューズやサンダルを試し始めました。
本著ではメキシコの峡谷に住むタラウマラ族が、タイヤで作ったサンダルを履き、世界トップのウルトラトレイルランナーと互角に戦う姿が描かれます。
「サンダルでそこまで走れるのだろうか!?」
何事もやってみないと分からなので、スポーツ店で“XERO SHOES”を購入。
以来5年間、使ったり使わなかったりでしたが、最近“BORN TO RUN”を読み返し、頻繁に着用するようになりました。
今回はそのランニングサンダル“XERO SHOES”を使用した効果や注意を紹介したいと思います。
外観、スペック
使用中の“XEROSHOES”は、「Z-TREK」。
名前のとうり甲のバンドがZ型になったサンダル。
太めのバンドで甲が固定され、足首バンドがついているのでフィット感が良く、初心者でも履きやすい。
ストラップでサイズ調整し、足首バンド部のマジックテープで止める仕様です。
底の厚みは5mm程度で地面の状況を足裏が感知しやすくなっています。
つま先と踵はカップ型になり足を保護する設計。
ランニングシューズにある衝撃吸収や反発性、高価なアッパー素材などは一切使用していません。
“XEROSHOES”ラン
このサンダルは、履き始め足裏が痛い。
着地に慣れるまではペッタンペッタンと大きな音がし、ゆっくりしか進むことができません。
衝撃が大きく感じられ身体全体に負荷がかかります。
それだけに痛くない着地、負担のかからない走り方が自然と身につきます。
真骨頂は不整地を走るときです。
舗装路ほど硬くない土や芝は、着地に神経を使う必要が少なく、走りに集中しスピードに乗ることができます。
効果
メリットはなんと言っても正しく着地するために正しい走動作になる事でしょう。
自然と姿勢が良くなり、維持する筋肉が鍛えられる感じです。
特に体幹が強くなります。
地面をつかむ足指の力も強くなります。
着地がソフトになり身体への負担が減るため、長い距離を走っても疲れにくくなりました。
また、足指の開放感も気持ちが良く、ランニングシューズが窮屈に感じられます。
ここ1ヶ月は、週間走行距離80〜100km。
その50〜60%はサンダルやランニング足袋で走っていますが、故障や違和感なく順調に過ごせています。
逆に使いはじめは、今までシューズに保護されていた筋肉に負担がかかり少しの距離しか走れません。
無理して走ると故障の原因になるので注意が必要です。
また、バンドによるマメや擦れ、ソール擦れで足裏に水ぶくれが出来るので慣れるまで靴下を履くか、皮膚保護クリームを塗るなどの対処が要ります。
土や不整地を走ると砂や小石が足とソールの間に入り痛いことが難点ですが、じきに慣れます。
ランニング時の良い動作が身につき、体幹や足指が鍛えられ着地が柔らかくなり、体全体のクッションが効き故障が少なくなるなどのメリットが多い“XEROSHOES”。
一方で今までと違う足の機能を使うので、慣れるまでは痛く、ゆっくり短い距離しか走れないです。
焦らず、少しずつ距離を伸ばし、普段のジョグではサンダル、ポイント練習ではシューズと履き分けながら慣らしていくことがおすすめです。
スピードを出しても大丈夫な状態まで鍛えれば、ポイント練習や大会にも使えるでしょう。
いずれは、フルマラソンやウルトラマラソンもサンダルやランニング足袋で出てみたいですね。
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