マラソンシューズの選び方! ~神戸マラソン2022~

その他

フルマラソンシーズン本番を迎え、各地で毎週マラソン大会が開催されています。
筆者も第10回神戸マラソンに参加しました。

大会に向けて、準備で悩むのが42km走り切ることができる勝負シューズの選択。
筆者も悩んだ末に「ミズノのウエーブデュエルネオ(low)」で出走。
シューズの性能のおかげもあり目標のサブ3.1達成。

勝負靴は候補選出、絞り込み、実走での比較検討を経て決定しました。
今回は勝負シューズ決定までの過程を紹介。
同じように、本番大会の勝負靴選定で悩んでいる方の参考になれば幸いです。

MIZUNO WAVE DUEL NEO LOW (ミズノ ウエーブデュエルネオ ロウ)

勝負靴候補の絞り込み

今回の神戸マラソンに向け選出した勝負シューズ候補は、
・「NIKE Air Zoom AlphaFly Next%」
・「adizero japan 6 (アディゼロ ジャパン 6)」
・「adizero japan 5 TKY(アディゼロ ジャパン 5 TKY)」
・「MIZUNO WAVE DUEL NEO LOW (ミズノ ウエーブデュエルネオ ロウ)」
の4足。

NIKE Air Zoom AlphaFly Next%とadizero japan 6は厚底。
adizero japan 5 TKYは薄底。
MIZUNO WAVE DUEL NEO LOWは厚底と薄底の中間。

厚底で広がるストライド、スピードと身体にかかる負担を考えると現状の走力や筋力では荷が重いと判断。
厚底は早々に候補から外します。

NIKE Air Zoom AlphaFly Next%について興味のある方はこちらをご参照ください。
adizero japan 6 (アディゼロ ジャパン 6)について興味のある方はこちらをご参照ください。

厚底はストライドが広がり、楽に推進力がアップしスピードが出やすい。
一方で着地時に地面を捉える感覚が掴みづらく馴染むことができませんでした。

過去に故障し着地改善を行い、足を地面にそっと置く習慣を身につけたこと。
トレラン時に地面を捉えるとき、接地を意識する癖が厚底に馴染めない理由でしょう。

候補は薄底のadizero japan 5 TKYか厚底と薄底の中間のMIZUNO WAVE DUEL NEO LOWに絞られました。

adizero japan 5 TKY、MIZUNO WAVE DUEL NEO LOWについて

「NIKE Air Zoom AlphaFly Next%」と「adizero japan 6 (アディゼロ ジャパン 6)」はレビューしていますが、adizero japan 5 TKY、MIZUNO WAVE DUEL NEO LOWは未レビューなので簡単に紹介します。

【adizero japan 5 TKY】

これほど賛否の分かれるシューズは滅多にないでしょう。

大会やトレーニング、どんな状況にも対応する万能シューズadizero (アディゼロ)シリーズ。
筆者も普段のトレーニングから大会までフル稼働で使用しています。

adizero japan 5は、シリーズ最軽量のメッシュ素材“セラーメッシュ”を使用。
靴幅が広く靴の中で自由に足の指が動かせ、フィット感が良く履き心地は抜群です。

つま先から踵部までミッドソールに軽量で反発性もある“LIGHTESTRIKE”を搭載。
踵部には衝撃吸収と反発性の両方を実現した“BOOSTフォーム”を採用。

筆者の様なフォアフットランナーにとっては着地時の柔らかさは感じるが、反発は少し弱い。
フワッとした感じで地面を上手く捉えきれない。

万能シューズであるがゆえに、前方着地か踵着地かどっちつかず感があることで賛否が分かれるのでしょう。

adizero japan 5 TKY

【MIZUNO WAVE DUEL NEO LOW (ミズノ ウエーブ デュエル ネオ ロウ)】

一番の特徴は推進力。
従来のソールより反発性と柔らかさを向上した“MIZUNO ENERZY”の中でも最軽量の“MIZUNO ENERZY LITE”を使用。
推進をサポートする“G3”を靴底前面に採用。
ロードやトラックでは抜群に路面を捉えます。
(残念ながら土コースではスピードを発揮できませんでした。)

片足(26.5cm)が197gの軽量で、走っていてもシューズの重さを感じることはありません。

ニット素材のアッパーは足を包み込むようなフィット感。
履き口は足首をしっかりホールドし安定感もあります。
少し履きにくいことを除けば理想的なシューズと言えます。

MIZUNO WAVE DUEL NEO LOW (ミズノ ウエーブ デュエル ネオ ロウ)

実走での比較検討

楽に推進力が得られる「MIZUNO WAVE DUEL NEO」か、着地時の衝撃吸収に優れた「adizero japan 5」か!?

結果的には足への負担を軽減できる「adizero japan 5」よりも推進力の高い「MIZUNO WAVE DUEL NEO」に決定。

「adizero japan 5」は驚くほどの衝撃吸収力があり一見楽に走れるように思えます。
一方で着地時に痛みを感じない分、荒っぽい接地になる恐れがあります。
着地が荒くなれば後半にダメージと疲労が残るでしょう。

「MIZUNO WAVE DUEL NEO」は楽に推進できるので、前半はシューズに頼り力を溜めることでダメージを最小限に抑え後半に勝負できる。

今回は最終候補2足で本番直前にフルマラソンを走り比較してみました。

結果は、神戸マラソンの3週間前にロケットマラソン大阪に「MIZUNO WAVE DUEL NEO」で出走し3:16:27。

ロケットマラソン大阪のペース

2週間前に「adizero japan 5」で大阪・淀川市民マラソンに出走し3:11:43。

大阪・淀川市民マラソンのペース

タイムは大阪・淀川市民マラソンの方が速いですが、後半は「adizero japan 5」で走ったこの大会の方が厳しく、失速も大きい。

ポイント練習時も「MIZUNO WAVE DUEL NEO」の方が圧倒的にスピードに乗りやすい。

神戸マラソンは35kmから浜手バイパスから神戸大橋までの上りがあるので後半が勝負。

前半はできる限り力を抜きダメージを抑え、後半に使える脚を残したい。
「adizero japan 5」は衝撃は吸収するが柔らかく沈み込むので、推進する時に蹴る走り方になる恐れがあります。
前半から蹴り足になりふくらはぎの筋肉を使うと後半まで脚がもちません。

「MIZUNO WAVE DUEL NEO」は楽に推進できる分、ストライドが広がり余分な力を使ってしまう可能性があります。
しかしストライドが広がることをセーブし、ブレーキをかけず良いリズムで走ることを心がければ、後半まで体力を残すことができると考えました。

まとめ

今回の神戸マラソンは、5年ぶりのサブ3:09:27(ネット)で目標達成。
前半は追い風に乗り力を溜め、向かい風の後半もイーブンペースで粘り最後の2kmは最速ラップでゴールすることができました。

曇り空で暑さに体力を削られることのない良い気候のおかげもありましたが、スペックの向上したシューズの力も大きいと感じました。

勝負シューズの比較検討は実戦でマラソンを走ると分かりやすいですが、本番直前に何度もフルマラソンを走ることはできません。

E(イージー)、M(マラソン)、LT(閾値)、R(レペティション)、I(インターバル)の各ペースで試走し、起伏走で上りや下りの感覚を確かめ決定するのが良い方法でしょう。

迷ったときは、好きなブランド、ウエアに合わせやすいカラーなどフィーリングで選んでもいいですね。

最終的には、やってきたトレーニングと自分の選んだシューズを信じ、今持っている力を十分発揮することが大切です。

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