An arch (アーチ)!

ケガ・故障

人間の足に備わっているデフォルト機能「アーチ」!
古代ローマの水道橋建築にも見られる上からの負荷が掛かればば掛かるほど強度が増す構造は、まさに「芸術」。
足の裏のアーチが完全に機能しランニング時の体重と地面からの衝撃を吸収することで、私たちは故障や怪我なく走ることができる(はず!?)

今回は、素晴らしい天然の贈り物、足の「アーチ」について考えていきたいと思います。

Photo by Jeremy Bezanger on Unsplash

足の構造

足は26の骨、33の関節、12の伸縮性のある腱、18の筋肉で成り立っています。
骨、関節、腱と筋肉が外側と内側、横に3つのアーチをつくり耐震構造の吊橋のように収縮し衝撃をやわらげるように設計されています。

上からの荷重に対し骨の各パーツがしっかり噛み合い強度を増し、逆に下から支えようとすると各パーツの連携が崩れ弱くなる。

足裏のアーチを支えるインソールやアーチを下から引き上げるソックスで土踏まずを大きく高くし衝撃を吸収したいと願う私たちの考えは全く逆であると言えるでしょう😭

Photo by Nino Liverani on Unsplash

舗装道路の功罪

本来人間の足は凹凸のある土や草原を歩行し走るために進化したもの。

現代社会ではインフラが整備され車やバイク自転車などの移動手段が主になり、足による歩行は従状態。
さらに移動をスムーズにするため道路は硬いアスファルトやコンクリートに覆われました。
今を生きる私たちは硬い路面を歩き、ランナーは走らなければいけません。

裸足で土や草原を走った時と舗装路を走った時の足への衝撃の違いは明らかです。
シューズで足を守らなければ歩けない、走れない世の中になりました。

移動の便利さ、速さと引き換えに私たちは本来の足の機能を使い歩き走ることを封じられたのです🦶❌

PexelsによるPixabayからの画像

障害の発生

自然に与えられた機能を発揮できなくなった足は様々な障害を発生しはじめます。

扁平足、外反母趾、ハンマートゥ、陥入爪、足底筋膜炎・・・
そこから派生する足首、脛、膝、股関節、腰などの障害は数え上げるときりがありません。

ギブスをはめた箇所の筋肉が弱くなり細くなるようにクッションやインソールに守られた足は弱っていきます。

年間に故障や怪我と無縁で走れるランナーは多くはないはずです。

アーチを活かす方法

天からのギフト、天然の足のアーチ構造を活かすためには裸足での生活に戻るしかないでしょう。

しかし現代に暮らす私たちは上記の理由で硬い路面上での活動から逃れることができません。

考えられることは、
・裸足で過ごす時間を増やす
・より裸足に近い状態を長く保つ
・ランニング時の衝撃吸収シューズの使用は限定的にする
ことでしょう。

家の中にいる時は靴下を履かずに裸足で過ごし足と床が常に対話できるようにし裸足で歩く感覚を取り戻す。

外に出る時は出来る限り薄い底やサンダルを使用し足裏を酷使する。
ランニング時もEペースはベアフット系のサンダルや足袋シューズ、R(レペティション)やI(インターバル)には薄底のランニングシューズを使い分けるのが良いでしょう。

とはいえ、速いスピードで長時間走る時の厚底シューズの衝撃吸収力と反発力は捨て難いので限定的には使用する。

Markus SpiskeによるPixabayからの画像

人類が長い歴史の中で生き残るために進化させた足のアーチ構造を活かすために裸足に注目し、それに近い状態で長い時間過ごすようにし、本来の機能を取り戻すようにしたいものです。

練習や大会ではペースや距離に合わせたシューズ選びを行い、故障や怪我と無縁のランニングライフを続けたいものですね🏃‍♂️

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