琵琶湖を臨む絶景コース! 第4回 比良トレイルランを走ってきた。

トレイルラン

滋賀県で開催の第4回比良トレイルランに参加。

JAS(日本スカイランニング協会)主催の「スカイランニング近畿・東海選手権大会」も兼ねるトレランレース。

日本山岳遺産」に認定された比良山系を走る距離27km、累積上昇1,700mのトレラン大会。
湖西線の蓬莱駅近くの広場から高島黒谷しゃくなげ運動公園を目指します。

コースとなる比叡山から連なる比良の山々は、標高1214mの武奈ケ岳など1000mを超える峰が15もあります。
比良トレイル沿いの山野草を楽しみながら山稜へ、眼下に琵琶湖の絶景を眺めながらトレイルランを楽しめます。

参加資格は中級以上で山岳トレイルラン経験者のみの少しハードなコースです。

筆者は昨年に続き2回目の参加。

エイドの数も2か所と少なく、高低差図では見えない細かなアップダウンが多くガーミンの測定では累積上昇2,100mでした。

ハードなコースですが、1,000mを越える峰々から眺める琵琶湖とその周りの風景は広大で美しいです。
足場の悪い箇所や急登、激下りは次の大会に向けての良い練習にもなります。

琵琶湖を望む絶景を楽しんだり、ハードコースをこなしてみたい方にとっては最適の大会です。

比良トレイルラン コース図

スタート~びわ湖バレイ

昨年使用した還来神社からスタートのコースが使えないため、湖西線の蓬莱駅から徒歩10分ほど北の広場からスタートになりました。

比良トレイルラン スタート地点

9:00スタート!
コースは、ゆるい上り基調の161号線沿いのロードから始まります。

161号線を右に折れトレイルに入ります。
スタートから蓬莱山(1174m)までの6kmで1,000mの急登を駆け上ります。
いや、駆け上れないので歩きます。

序盤の舗装路の傾斜が急で2キロ目からすでに歩き。

昨年より距離が短くなった分、傾斜が増したような気がします。
パワーウォークとランを組み合わせなければ早々に潰れてしまう。
加えて日、月曜日に走った淡路島一周(150km)の疲労を回復しきれず脚が重い状態です。
暑さで息がすぐ上がります。

小女郎峠(1161m)までの約5kmまでのトレイルは、ほぼ走れず3km目(14分)、4km目(18分)、5km目(20分)、1時間で5kmも進めない状況でした。

救いはトレイル沿いの清流が美しいこと、渡渉や岩場など飽きないコースだったことです。
小女郎峠(1161m)から蓬莱山蓬莱山(1174m)を経て、「びわ湖バレイ」までは走れる場所が多く、琵琶湖を見下ろす絶景も相まって気持ちよく進むことができます。

思えば、蓬莱山(1174m)までの上りが最大の山場でした。

足場が悪く、急傾斜の上りが続きます。

第1エイドの「びわ湖バレイ」に到着(6.5km地点)。
この大会のエイドは、「びわ湖バレイ」(第1エイド)と八雲ヶ原(臨時エイド)しかないハードコースです(車で物資を運ぶ道がないそうです)。
臨時エイドでは、ペットボトルでの少なからずの水の補給しかできません。

この日は、いつもより多めの1.5Lのハイドレーションを背負い、「びわ湖バレイ」で水を満タン補給します。

びわ湖バレイ 第1エイド

「びわ湖バレイ(6.5km)」~八雲ヶ原(14km)

「びわ湖バレイ(6.5km)」からは、高低差図で見ると平坦な尾根伝いを気持ちよく走れそうに見えます。

しかし実際は違いました。
小刻みなアップダウンと激しく蛇行するトレイル。
台風で荒れた場所が多く、大小の石や木の根、落ちた枝などの障害物も多く走り甲斐のある山道が続きます。
序盤からの調子の悪さを引きずり、我慢の区間となります。

比良トレイルラン高低差図

「びわ湖バレイ(6.5km)」からコースロスト2回。
昨年と同じ木戸峠(990m)でトレイルマーカーを見落とし。
集中力も欠いていたようです。
一見トレイルの様に見えるフェイク道が多く、マーカーを一つ見落とすと迷います。

少しスピードを落としてでもマーカーに注意を払いながら先に進むことが大切です。

急勾配の小刻みなアップダウンを繰り返し烏谷山(1077m)へ。
山頂からは琵琶湖の絶景が見渡せます。

1000m越える山道の足元に繁るシダの葉に隠れた石や木の根があり、何度も引っかけます。
今回は2回転倒。
激しく蛇行するトレイルに足をとられながら堂満岳(1057m)を越える。

川沿いの湿地帯トレイルでは、壊れた橋の上で足を滑らし川に落ち股裂き状態に。
幸い浅瀬だったので大事にはいたりませんでいたが。

木橋は滑りやすいので気を付けて渡らなければ大惨事になります。

水の中や泥につかりながら何度も川を越え金糞峠から八雲ヶ原(14km)臨時エイドに到着。
車での搬入ルートがないポイントではペットボトルの水のみ設置。
「びわ湖バレイ(6.5km)」でハイドレーション満タンにした水が残っていたのでマイカップでの給水を行います。

八雲ヶ原(14km)~ゴール 高島黒谷しゃくなげ運動公園

八雲ヶ原からは上りの連続。
ロープのある岩場、石ゴロゴロのスキー場跡の岩肌を進む。
再び林道に入り最後に急勾配。

比良山系最高峰の武奈ケ岳(ぶながだけ)(1214m)に到着。

360°のパノラマ絶景とはよく言ったもの。
比良山系と眼下に広がる湖西の風景をしばらく楽しみます。

武奈ケ岳(ぶながだけ)(1214m)に到着。

武奈ケ岳(1214m)から高低差図では見えない、激しい下りと上りを繰り返し釣瓶岳(1098m)到達。
2km進むのに30分以上。
比良トレイルランは下りが厳しく難しいです。
筆者の同様に下りが苦手なランナーにとってはキツイコース。
女性1位のランナーに追いつかれ抜き去られます。

18km辺りからは、下り基調になり不思議と調子も上がってきます。
少々の上りは走り切り、歩くことなくゴールに向かいます。

地蔵峠から激しく蛇行するつづら折れの下りの連続。
急な下りなので足をくじかないように注意。
歩幅を小さくしブレーキをかけないように回転を上げて下る。
昨年とは違い、倒木が多くスピードに乗っては遮られの連続。

飽きるほど下り続け舗装路に出る。

最後は2kmのロード下り。
ラストスパートはキロ3分台で走り切り高島黒谷しゃくなげ運動公園(距離:27km)にゴール。

ロードの下りが得意なランナーは終盤が仕掛けどころです。

4時間47分、13位
昨年より1分早いが、コースが短くなっているので実質は昨年より遅い結果でした。

序盤から不調で無理をせず、どこかで復活することを信じて粘っこい走り方をしたことで後半は止まらず走り切ることができました。

スタート直後は、完走も不安でしたが人間の体とは不思議なものです。

ゴール地点で記念撮影。

まとめ

完走タイムは4時間47分(13位/105人中)でした。

今回の優勝者のタイムが3時間24分。
前回の第3回大会の優勝タイムが3時間30分。
「スカイランニング近畿・東海選手権大会」も兼ねるレースで参加者のレベルの高さを感じました。

序盤の「びわ湖バレイ」まではほとんどが傾斜がきつく足場の悪い上り。
一気に1,000mを上り切るスタミナとパワーが必要と感じました。
小刻みに走り続けれる上りのテクニック、休まずにパワーウオークができれば乗り切れます。
水分は序盤から積極的にとり「びわ湖バレイ」で補給し、八雲ヶ原の臨時エイドで足すのがよいでしょう。

中盤は小刻みなアップダウンと蛇行するトレイル、岩場、川や湿地帯などあらゆる状況で脚を使い、思っているより体力を消耗します。
固形物の補給や給水をしっかり行い消耗を防ぎたい区間です。
マーカーも見失いやすく、足元の生い茂った葉の下に隠れた石や根があり上にも下にも集中が必要です。

終盤は急勾配でごろごろ石、木の根、つづら折れ、舗装路などバリエーション豊富な長い下り。
歩幅を縮め、脚の回転を上げ、ブレーキをかけずに下るテクニカルなさばきが必要です。

仕掛けどころの難しいコースですが、自分の得意とその日の調子が合えば楽しめるコースです。
もし来年も挑戦するなら徹底的に上りを鍛え、序盤に勝負を仕掛ける作戦で完走を目指したい大会です。

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