4月16日㈯開催、総距離は28㎞、累積標高1650m、春の京都東山から比叡山、大原を満喫できるコース。大文字山や比叡山から見る京都の眺望は圧巻、ゴール付近の大原ののどかな雰囲気も楽しめます。
今回の大会ではどこまで軽装でいけるかにも挑戦!
バックパックは背負わず給水用マイカップ、マスク、塩熱チャージタブレット、お金とPiTaPa、スマホのみポケットに突っ込みOS-1ゼリーを手に普段のランニング程度の装備で臨みました。
スタート~大文字山
山科駅から歩いて10分、毘沙門堂跡より第1ウエーブでスタート。
第1ウエーブはストレスなくスムーズに走れるので気持ちよいです。
1㎞ほど走り杉林の中の未舗装路にはいります。
最初は先頭集団にいましたが、少し抑えた方が良いかと思い集団から離れ単独走に。
小刻みなアップダウン、小川沿いの山道、ガレキや倒木、これぞトレイルという序盤。
強烈な登りもなく大文字山までは快適に走れます。
気温は思っていたより低く感じられ、発汗もせず喉の渇きも程よく抑えられます。
天気も良く標高465mの大文字山からの眺望は感動ものです。
HIEIZAN
ウォーキング指定の火床の階段は狭く長く、ひたすら降ります。
京都トレイル東山序盤は上りはだらだら、急な下りが多いことが特徴。
銀閣寺近くの朝鮮高級学校でチェックポイント①エイドステーション(約 8km地点)が設置されています。
少しのどが渇き始めていたので水とスポーツドリンクを一杯づついただき、給食なしで先に進みます。
京都一周トレイル東山53-55番のバプテスト病院前まではウォーキング遵守区間。
マスクを準備し早歩き。
他のトレイルレースで何度か一緒になったランナーと再会、会話を楽しみながら病院右側の駐車場の方から登山道に進みます。
比叡山を目指して上りは長く、倒木地帯、小川、ガレキ道のきつい上りを何度も繰り返します。
出来る限り歩幅を小さくしピッチをコントロールして歩かないように走り続けますが、心拍数MAXが続き、たまに歩きを入れます。
ウオーキングは100歩とマイルールを決めキツイ区間もランと交互で上りきります。
東山コースの最大の山場はここでしょう。
ケーブル比叡の手前でチェックポイント②エイドステーション(16.5km地点)が設置されています。
落着いて休憩していると風がきついことに気が付きます。走りながら少し寒いと感じたのは、この強風が原因だったようです。
寒さで喉も乾いていなかったため、水とスポーツドリンクのみ補給、“HIEIZAN”モニュメントでスタッフに記念撮影してもらい延暦寺寺域へ。
比叡山延暦寺周辺は山王院や釈迦堂などたくさんのお堂や院があり、参道を歩いたり仏閣を眺めたりできるトレイルは京都ならではです。
ウォーキング指定区域が長いので、脚をやすめながら延暦寺周辺を楽しむことにします。
転法輪堂(釈迦堂)よりウォーキング指定解除。
奥比叡ドライブウェイ沿いの行者の回峰行道はよく整備された長いトレイル。
今までの道のりに比べるとがれきや木の根も少なく段差も規則的で気持ちよく、アップダウンも適度でスピードに乗っていき、この日一番気持ちよく走れた区間です。
横高山
気持ちよく快走し横高山手前の補助エイドエイドに立ち寄ります。
エイドの後ろには今からよじ登ることになる木の根の壁が立ちふさがっています。
ラピュタ最後のシーンを思い出す根っこの張り出し方、何度あるのかという急斜面、当然走ることは出来ずパワーウオークで上ります。
足場も狭く歩きでもキツイ、断崖絶壁を想像すると怖いので後ろを振り返ることも出来ません。
やっとの思いで頂上まで辿り着きます。
距離が短かったのがせめてもの救い。
下りも木の根が多く慎重に走らなければ引っ掛かって転倒しそうです。少しくだり、次の水井山も木の根の壁が待ち構えています。
“六甲縦走の天狗道より距離は短い”と言い聞かせながら心臓バクバク、脚プルプルで登頂。
最後の急坂を上りきり、今度は激下り坂に突入です。
歳をとるにつれて下り坂が怖くなります。
前回参加の6年前は感じませんでしたが、木の根の壁の下りを眼前に“こんな急やったっけ”と躊躇。
腰が引けていたので、いきなり滑り尻もちをついてこけます。
“これはいかん”と気を取り直し、少し前のめり姿勢になりゆっくり下りに再挑戦。
しばらくするとリズムに乗り、視野も広くなり、先のルートと木の根の間の着地ポイントが見えてきてスピードもアップ。
“楽しい”
緊張感を保ち集中しながら、難しい下りを速くさばく。
まさにトレイルの醍醐味です。
静原
広い東海自然歩道から細い分岐を左へ、ボーイスカウト道に下り更に加速しながら一気に戸寺町公民館前 のチェックポイント③エイドステーション (26km地点)到着。
ここまで給食なしでさすがにお腹がすき始めていましたが、あと少しでゴールなので給水のみ。
のどかな田園風景と住宅街の中を進みますが折からの強風がこの日一番吹き荒れています。
江文神社を過ぎ江文峠が最後の難関、歩幅を小さくして止まらずに最後まで走りぬきたかったのですが強風と序盤なら何ともない峠が長く感じられ普通の上りで歩いてしまいます。
峠付近で自動車道を横断し最終の下りは気持ちよくスピードに乗ります。
ウオーキング指定の北山33番から34番まで自動車道の歩道を抜け、脚にだいぶ余力があることに気付き猛ダッシュ、最後の1キロは4分17秒で静原神社にゴール。
タイムは3時間25分。
順位は4位でした。
少し余裕残し不完全燃焼感ありますが、ほどよい疲れで今年一番の気持ちの良いトレイル大会でした。
“軽装備に挑戦”の結果はというと今回に関しては大成功。
給水はエイドのみ、給食はなしで走り切ることができました。
程よく多めの朝食、晴れているが気温が上がらず、風で汗が気化して体温の上昇を抑えれたことが良かったですね。
もう少し気温が高く風もなく、距離と標高があればこうはいかなかったでしょう。
今回はたまたま条件が揃いうまくいきましたが、次から冒険は控えようと思います。
帰りのシャトルバスの中から見る、静原のまったりしたのどかな風景は、疲れた体を癒してくれます☺
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