第11回 神戸六甲縦走トレイルラン その②

トレラン

須磨浦公園をスタートし、ここまで鉢伏山、旗振山、鉄拐山、栂尾山、横尾山、東山、高取山と7つの山と400階段や「馬の背」などの難所を抜けてきました。

ここから序盤最大の難所である菊水山(459m)へ向けての急坂に入っていきます。
高取山から丸山市街に入り神戸電鉄の鵯越の駅に向かいます。
市街地を結構な距離走る間に信号に引っ掛かったりしますが、コンビニで補給をすることもできます。
鵯越駅の手前に第1エイドがありますが、マイカップ持参でないと水分の補給が出来ないので忘れないように注意が必要です。

水道局ポンプ場のゲート横のガードレールから菊水山山道に入山していきます。
ここからは一気に200m以上駆け上がっていく激坂、ほとんど走る事は出来ないのでパワーウオークで進みますがキツイ。
脚が徐々に悲鳴を上げてきます。
厳しい難所を越えた後の山頂は見晴らしが良く一般の登山者も多く来られて賑わっています。

菊水山を下り次は、鍋蓋山(486m)を目指し途中で天王吊り橋を渡ります。
コース唯一の吊り橋で次の難所前のちょっとした一服の場でもあります。

吊り橋から鍋蓋山山頂を目指しますが、ここは序の口で斜面は急ですが坂道はきつくなく気持ち的にも余裕をもって上ることが出来ます。

鍋蓋山を下り大龍寺付近の第2エイドに立ち寄ります。例年にない暑さで携帯してきたハイドレーションのOS-1は半分以上なくなり、2個持ってきたOS-1ゼリーも残り1個に。最難関を前にスポーツドリンクと水をマイカップで2杯づつ飲み干し、バナナ、ミニどら焼きを補給し感謝を伝えエイドを後にします。

ここからが最長の上りである稲妻坂、天狗道へと突入です。
名前ですでにビビらされてますが、その名に恥じない閃光が走るようなギザギザの激岩坂、天狗か修験者しか通らないのではと言うくらいの岩場道。

稲妻坂ではまだ余力もありキツイとは感じながらも坂を楽しみながら登っていく余裕が残っています。しかし疲労とは徐々に襲ってくるものですね。

天狗道に入ると急坂と岩場の繰り返し、これで終わりかと思うとまたキツイ上りがやってくる。これまでの坂を楽しむモードは無くなり、必死の形相で坂に食らいついている。何度も心折れかけながらも、ここさえ超えれば道は「軽くなる軽くなる」と言い聞かせながらパワーウオークで心拍数を最大に上げひたすら上りに上る。

無我夢中で登りきり摩耶山(699m)に到達。24㎞の掬星台付近第3エイドに辿り着き、ブルボンのルマンド、ミニドーナツを5~6個づつ水とスポーツドリンクで流し込みます。

ここから適度にアップダウンを繰返しながら六甲山頂を目指します。地図上で見るとここからのアップダウンはほぼないこと、山頂からはひたすら下るだけのコースで気持ち的にはだいぶん楽になります。

ただ気持ちとは裏腹にここまでに酷使した脚、暑さから思った以上の発汗でエイドで大量給水したにもかかわらず両太ももの内側が攣りかけます。一般道(六甲山ドライブウェイ)と山道との繰り返しが脚にこたえついに足が攣り何度か歩く羽目に・・・。体内の電解質濃度が低下している為と考え、塩分チャージタブレットと残り少なくなったOS-1を歩きながら補給、少し痛みを我慢しながら走っていると不思議と復活してきます。

途別荘地帯を通り抜け、丁字ヶ辻から六甲山ホテル前、記念碑台付近の第4最終エイドに到着。残りの行程は、少しアップダウンしながら六甲山頂を目指し有馬へ下るだけなので食べ物は十分と考え水分のみを補給。

いつもは雪が積もっているが今年は雪がない神戸ゴルフ倶楽部の敷地内の内の道を通り、しばらく一般道を走り六甲ガーデンテラス(食堂・売店有)を横切ります。
六甲山ドライブウェイを何度も横切り小さな峰をいくつか越えます。いつもなら平気な緩やかなアップダウンが脚に応えます。粘って粘って最後の石段を越えると六甲最高峰(931m)。

ここからはゴールの有馬めがけてひたすら下るのみになります。

山頂最高峰トイレの脇から全山縦走路をそれて魚屋道(ととやみち)に入ります。
整備された山道は瓦礫が多いこと以外は走りやすいが、前半ほどの景色やコースの魅力には乏しいかもしれません。
後半の疲れ、早くゴールしたい思いが強く景色やコースを楽しむ余裕がない心理的なものかもしれませんが・・・。

もう少しと思うと不思議に心も体も復活し最後の下りをリズムよくスピードに乗って駆け下ります。先ほどの攣りは何だったのかと思うほど体が動いてくれます。
最後のつづら折れを何回もこなし有馬 湯泉神社(ゴール)到着。タイムは6時間2分と今まででワーストですが、4年ぶりの長い長い38㎞の旅を終え疲れ切りましたが半端ない充実感です。

この後は、ご褒美でお楽しみの有馬温泉へ。

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