大坂夏の陣・くろんど輪舞曲2023 180kmに挑戦（中盤編）！

【大阪夏の陣・くろんど輪舞曲（ロンド）2023】

大阪の交野で8月10日〜開催。
距離は180km（約8.6kmの周回コースを21周)。

6周目（51km）までは想定より32分貯金で通過。

順位は15位(25人中)、ここまで11時間13分の時間を要しました。

計画段階で180kmという掴みどころのない大きな塊を、※4つの要素に分解した最初のパートを走り終える。
(※くろんど輪舞曲（ロンド）180kmのコースは8.6km×21。
これを4分割して6・5・5・5周（51・43・43・43km）にして、51km（2,640m D+）と43km（2,200m D+）×3のトレイルランニングレースと捉え、１つ１つの要素を確実にこなすことを考えるようにしました。)

大阪夏の陣・くろんど輪舞曲（ロンド）2023 180Kに挑戦（準備編）！に興味のある方は、こちらをご参照ください。

ここまではオーバーペースになる事なく、給水・補給、ソックス・シューズの履き替え、着替えも順調に進めていました。

時間は朝の8時過ぎ、11日の気温は最高37℃近くまで上がることになります。

上昇する気温、蓄積した疲労、一晩走り続けた睡眠不足、降りかかるトラブル。

日が登ってからが本当の勝負でした。

今回の実走体験が、今後くろんど輪舞曲（ロンド）や長距離トレラン大会の参加を考えている方々への参考になれば幸いです。

7周回〜9周回目（77km地点）
トラブル！ 10周回目（86km地点）
限界⁉︎　11周目（95km地点）
11周目（95km）まで振り返り

7周回〜9周回目（77km地点）

明け方からどんどん暑くなる「くろんど輪舞曲コース」は、8月5日の7:30から約5時間の練習を行い経験済みでした。

しかし今回の状況は、不眠で51kmを走った後。
6周目で補給と着替えに時間を取り、リフレッシュして迎えた7周目とはいえ、8〜10時の急激な気温上昇は体に応えました。
とにかく暑さで呼吸が落ち着かず、今まで以上に上り坂が苦しい。
脚が攣りそうになりますが、早めの塩熱サプリ摂取と水分補給でこらえます。

7周目（60km）は14位、1時間50分。

やっと1/3を超えました。

明け方から悩まされていたのが、アブの発生。
森地帯からアブが2〜3匹体にまとわりつき、肩や腕、脚にとまり刺す。
その度にチクッと激しい痛み。
特に右膝裏が大きく腫れ、曲げることが困難になります。
8周目を終え、虫除けを持ってきていたことに気付き身体に振りかけますがすでに遅しでした。
大会後に数えると20箇所以上刺されており、病院のお世話になります。
虫対策は侮れないです。

8周目（69km）は13位、1時間59分。

9周目（77km）は11位、2時間4分。

トラブル！ 10周回目（86km地点）

エイドで給水、補給を行いスタートしようとした矢先、置いていた場所にLEKI(ポール)が無い。
無くすとタイムロスになるので置き場所は必ず確認している。
探し回るが無い。
エイドスタッフにも一緒に探してもらい、事務局に届いてないかも確認するが無い。
そうこうしているうちにエイドで置き忘れポール（筆者の物とは似ても似つかない）を発見。
おそらくこのポールの持ち主が、間違えて筆者のLEKI(ポール)を持っていったのだろう。

LEKI(ポール)なしで残り100kmを走るか、入れ替わったポールを拝借して走るか？
迷った末にLEKI(ポール)なしで走ることに決め10周目へと向かう。

スタート地点から坂をかなり下ったところで、引き返してくる年配の選手。
手に持っているのは筆者のLEKI(ポール)。

思わず指を指し「LEKI、LEKI」と叫ぶ。
気づいた選手は「このポール違う」と言う。
「そのLEKI(ポール)は、自分のものだと告げ」返してもらい。
「あなたのポールは、事務局にある」と告げる。

明らかにその年配の選手が間違えて持って行ったのに「ありがとう」も「ごめんなさい」もなかった。

10周目（86km）は9位、2時間7分。

LEKI(ポール)すり替わりトラブルもあり2時間を大きく超える。

こういうトラブルは防ぎようがないです。