第11回 世界ジオパークトレイルラン(40km)の部に参加。
前半は、悪天候の中の急斜面でズルズルに滑る泥んこレース、トレイルマーカー見落としでコースロスト、水切れと良いとこなし。
後半は、下り坂中心。
太ももとお尻の筋肉がぶっ壊れるかと思うほどの下り坂が待っています。
蘇武岳登山口展望台~神鍋渓谷公園
11km地点の蘇武岳登山口展望台の第2エイドは、たくさんのランナーで賑わっています。
給水タンク待ちの行列に並び、スカスカになったハイドレーションに満タンに給水。
バームクーヘンとバナナを補給し、神鍋渓谷公園に向け出発。
序盤は舗装路のアップダウンの繰り返し。
舗装路は陥没や隆起している箇所があるので、はまったりつまづいたりしないように注意が必要です。
アップダウンを過ぎると、ひたすら長い長い下り。
後半は舗装路から石ゴロゴロのガレキ道に入ります。
大きな石や雨で川状態になった箇所を避けながらの下りは、想像以上に身体に負担。
二ツ滝、一ツ滝を越えの第4エイドの神鍋渓谷公園までの約12kmの下りで太ももとお尻の筋肉は破壊されます。
神鍋渓谷公園までで23km、半分は超えてきました。
神鍋渓谷公園(23km地点)~三川山林道分岐(28km地点)
第4エイドの神鍋渓谷公園から第5エイドの三川山林道分岐までは、約5kmの長い林道をひたすら上ります。
舗装路とガレキ道が交互におとずれる上り山道。
走り方の微調整の繰り返しが脚を削っていきます。
歩幅を縮め、ゆっくり、止まらず無心に機械の様に歩を進める。
上がる心拍数で苦しい心肺、たまる乳酸で耐えれなくなる脚筋の痛み、所々でウォーキングになります。
鬼の持久力が要る区間、上り切れば持久力と大きな自信を手に入れることができるでしょう。
三川山林道分岐(28km地点)~マウントクック(35km地点)
第5エイドからは、再び約5kmの下り坂。
ハイドレーションに再度水を満タンに補給し、梅味の塩タブレットを水で流し込み、第6エイドに向かいます。
約5kmと前回の下り坂より距離は短いものの、急な勾配でガレキの多い山道。
一歩着地するたびに大殿筋に痛みが走り、右足の小指のマメが潰れて痛み、シューレースが足の甲に食い込む。
踏んばる足指の力は尽き、太ももやお尻は着地衝撃を受け止めきれない。
ガレキ道を下り続け国道に出て、ようやく平地の舗装路。
数百メートルのウォーキング指定区間で少し脚休め。
舗装路を少しアップダウンしながら第6エイドのペンションマウントクック前に到着。
35km地点、あとは神鍋山を上って下るのみ。
マウントクック(35km地点)~但馬ドーム(ゴール)
第6エイドからゴールの但馬ドームまでは4.5km。
山頂の火口の周りをぐるっと周り、ちょこっと上ったあたりにパワースポット神鍋神社があります。
神社から林道を抜けるとアップ神鍋スキー場のゲレンデが眼前に広がります。
夏のゲレンデは草がボーボー。
深い草むらに足をとられながら、踏んばれているのかいないのか分からない状態でゲレンデを滑降。
下りきるともうすぐゴール。
ここまでこれた安心感もあり大会で一番気持ちのいい瞬間。
ゲレンデを下り切り約1km走り但馬ドーム芝生広場にゴール。
5時間14分51秒、順位20位。
大杉山への雨の悪路の中を、四つん這いになり滑りに滑った上り激斜面。
神鍋渓谷公園まで大腿筋と殿筋を破壊しながらの約12kmの長い下り。
三川山山林道分岐まで、約5km上り続けた長い林道。
脚筋と大殿筋が崩壊した最後の下り坂。
雨天での悪路と向き合い、トレイルマーカー見落としでコースロスト、マイカップを忘れ水がなくなり、脚も水も気持ちも尽きた大会。
ロードと違いトレランは何が起こるか分かりません。
それだけにゴールした後の充実感は半端なく大きい。
大会後、芝生広場の水道でシューズを洗っていたシニアランナーと話をしました。
レースの大変さについて語り合った後のシニアランナーの最後の一言。
「最高の1日やったな~」が胸に残ります。
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