毎年9月初旬に開催。
京都一周トレイルラン北山コースと東山コースを繋ぎ、時計まわりで嵐山から山科に至る大会。
距離は約59km、累積標高2400m+、ITRAポイントを3獲得できます。
8:00~ウエーブスタートで制限時間は12時間と厳しめ設定。
十分な補給と夜間の走行も想定したヘッドライトや懐中電灯の準備も必要になります。
主催:日本トレイルランサーキット協議会(JTRC)
運営:アクトレップ株式会社
筆者自身、東山コース4大会、北山コース2大会に参加し全て完走。
しかしながら、京都一周グランドトラバースの経験はなし。
いつかは挑戦したいと憧れていたコースの大会。
本年大会初参加にあたり、コースや見所を楽しみ、ベストなトレイルランにしたいと考えています。
そのために今回調べたこと、過去の大会の経験を交え、京都一周グランドトラバースのコースや見所について紹介します。
コースは約60kmの長いコースを4分割したときの、4分の3目の江文峠越えから比叡山を目指す区間が最難関。
比叡山を目指す急斜面の長い上り、そこからの下りと最後に待つ大文字山へ上る階段まで、体力を残しておけるかがポイントになります。
それぞれの区間のポイントや見所を見ていきましょう。
嵐山公園~氷室神社(22km)
スタートから約20km地点までは、大きい上りが1回と走りやすいコース。
阪急嵐山駅から渡月橋を渡り、桂川沿いに徒歩約10分でスタート地点の嵐山公園に到着。
スタート直後の嵯峨野の観光地はスロージョグ(キロ8分)指定。
たくさんの寺社仏閣、庵が並び
落柿舎(らくししゃ)、二尊院(にそんいん)、化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)などを横目に観光気分で走ることができます。
観光地を抜け、狭い舗装路を走ると、清滝川沿いの平坦な道が続きます。
高雄橋を越え、福ケ谷林道に入り、沢野池方面へ。
林道からは、急で細い山道の上りが続く。
尾根に到達すると、走りやすい平坦な山道に。
氷室神社到着で約20kmの道程。
序盤はゆっくりした速度で観光地を楽しめ、比較的平坦な舗装路が多く走りやすい。
この区間で急がず、比叡山に向け、脚をどれだけ残しておけるかがポイントになります。
氷室神社~静原神社
向山と薬王坂を越え、静原神社に至るこの区間からは、アップダウンが多くなり厳しい京都のトレイルらしくなってきます。
氷室神社付近から舗装路をしばらく走り、害獣よけゲートをくぐり、下りの登山道にはいります。
盗人谷と物騒な名で呼ばれる山道は、急な下りの山腹、細い木橋もあるので慎重なトレイルさばきが必要になります。
下り切ると山幸橋があり、ここから向山ルートへ。
約25km地点、叡山電鉄市ケ原駅まで2km、調子の悪い時には最初のリタイアの決断をした方が良い場所です。
向山山頂までは激しい上りが続き、貴船方面への下りも急坂が待っています。
向山越えは中盤の山場になります。
ここで体力を温存するため、上りは歩幅を縮め細かく刻み、下りも筋肉を破壊しないように慎重に進みたい区間です。
貴船口から鞍馬街道に入り鞍馬駅方面へは、ウオーキング指定。
薬王坂に向け約1.5km、脚を休めることができます。
薬王坂は上り階段が多い整備された東海自然道、下りは階段が少なく厳しい急勾配になっています。
坂を抜けると静原の里に入り、静原神社に辿り着きます。
4月と10月に開催される京都一周トレイルラン東山・北山コースのゴールになりますが、グランドトラバースでは半分の地点。
静原神社から江文峠に向かい、いよいよ最難関の比叡山へと進みます。
ここまででエイドは4か所、残りエイドは2か所しかありません。
エイドに食べ物がどのくらいあるかは分かりませんが、給食を怠らず、ハイドレーションの中身も満タンにして後半戦に臨むことが大切です。
静原神社の第4エイドでは少し長めの休憩をとり、ハードな後半に向けての心の準備もしておいた方が良いでしょう。
東山コースにつづく。
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