ランニングシューズへの疑問 ~なぜ私たちの脚は痛くなるのか?~

ケガ・故障

こんにちは、ひできちです。

ランニングに出合い10年、70㎏あった体重は52kgに落ち、余分な脂肪はなくなり、脂肪肝や肩こりなどの体の不調は過去のものになり、体力は向上し若々しく見られるように。

良いことづくめのランニングでしたが、その裏では痛みや故障、ケガなどが容赦なく忍び寄っていました。
膝や腰はもちろん、2年近く続く足底筋膜炎に悩まされたこともありました。

人間の身体は使えば使うほど鍛えられ強くなるはず。
しかし、脚はなぜか距離をのばし速く走れば走るほど不具合が生じる。

世界的メーカーがテクノロジーの粋を集め設計し製造したランニングシューズは、なぜ私たちの悩みを解決してくれないのだろうか。

今回は、そんなランニングシューズへの疑問について考えてみます。

足底筋膜炎について興味のある方はこちらをご参照ください。

原因はランニングシューズ?

より速くより長く走っても故障しない、バネや筋肉を持った脚を手に入れたいのはランナー共通の願いでしょう。

その為に、私たちは少なくないコストを、ナイキやアディダスなどの世界的メーカーに支払い、最新のランニングシューズでトレーニングに挑み、痛みや故障を繰返しています。

とはいえ、ランニングシューズなしで舗装路を走れるのか?、と思い裸足で走ってみたが痛くて走れたものではない。

ただ、足の裏の痛みはあるが、体への衝撃はない。
痛くてスピードを出せないこともあるが、自然につま先の面積の広い部分で着地、膝もうまく使っているので体への負担は極端に少ない。

「ランニングシューズがさえぎるのは痛みであって、衝撃ではない」のではないか?

着地時の痛みと恐怖がない分、ランニングシューズ使用時は迷いなく強く地面に足を叩きつけ、衝撃は足裏から足首、膝、股関節、腰、脊椎にまで駆け上る。

考えただけでも恐ろしく、故障やケガが増えそうです。

土踏まずについて興味のある方はこちらをご参照ください。

うす底シューズ(ランニング足袋)での検証

人間が天から与えられた天然の衝撃吸収システム「アーチ」に、矯正器具を無理につけて走ることで、本来の機能を失っているのではないだろうか?

また、自動車やバイク、自転車など車輪のついた乗り物で、移動をスムーズに速く行うために張り巡らされた硬い舗装路が、更に体にかかる衝撃を大きくしているのではないだろうか?

障害の原因と思われるこの2つのことを緩和できれば、状態は今より良くなるのか、悪くなるのかを、うす底の“ランニング足袋MUTEKI”で不整地を多く走ることで一週間検証してみました。

①ランニング足袋×不整地 37km
②ランニング足袋×舗装路 29km
③ランニングシューズ×不整地 0km
④ランニングシューズ×舗装路 26km

週間走行距離92km
ランニング足袋VSランニングシューズ=72:28
不整地VS舗装路=40:60

“ランニング足袋MUTEKI”に関して興味のある方はこちらをご参照ください。

現状

ランニング足袋で走っている時、舗装路は痛いのでそっと着地、自然と背筋が伸び体幹をしっかり意識して走れるようになります。
足の指先の外側で地面を捉え少し掴むような感じになり、踵をつくのはほんの一瞬。
ランニングシューズで着地する時のモヤっとした感覚ではなく、ハッキリと着地の瞬間に足の各パーツがどう動いているかを感じることができます。
左右のバランスの悪さも足袋シューズを履くと感じられません。

土曜日のランニング足袋でのトレラン後は、大腿四等筋が少し筋肉痛になりましたが、その他は良好で特に痛みはなし。
最近少し気になっていた右中殿筋の慢性的な痛みはなくなりました。

現状、ランニング足袋と不整地の比率を増やす練習方法については良い結果が出ているといえます。

“ランニング足袋”でのトレランに興味のある方はこちらをご参照ください。

とはいえ、50年間ランニングシューズに守られ、すっかり弱くなった脚の機能を取り戻すには時間がかかるでしょう。

完全に“ランニング足袋MUTEKI”や、裸足に近い状態で大会に出場するのは、まだまだ先のことになりそうです。

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Photo by Joseph Barrientos on Unsplash

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